柄本祐
柄本祐

  8月3日放送の『サワコの朝』(TBS系)に、現在公開中の菅田将暉主演映画『アルキメデスの大戦』に出演中の俳優の柄本佑(32)が出演。数々の話題作に出演しまくっている柄本が、意外な悩みを告白した。父親は柄本明(70)、母親は故角替和枝さん、弟は柄本時生(29)、そして妻が安藤サクラ(33)と、家族全員が俳優という、まさに俳優界のサラブレッド。しかし佑は、もともと俳優ではなく、映画監督を目指していたという。

 映画監督を目指したキッカケは故勝新太郎主演の映画『座頭市』。「勝新をこんなにかっこよく撮る映画監督って、もっとかっこいいんだろうなと思って……」と、当時の思いを明かした。小学生ながら映画監督や演出など、映画に関わる仕事があることをすでに理解していた柄本は、俳優ではなく監督に憧れを抱いたそうだ。大学生になってからは短編映画『帰郷プレスリー』で監督デビューしたが、監督をやってみて、初めて思ったのが「役者さんより全然見られている感覚が強い」ということだったという。カットをかけるとスタッフ、役者から注目され、それがかなりしんどいと感じたが、「しばらくすると、また映画を撮りてえなと思うってことは、やっぱり(映画が)好きなんだ」と実感したと振り返った。

 その後、“モノづくり”の楽しさを覚えてしまった柄本は、現場に戻りたいと強く思うようになり、制作の現場に加われるチャンスを求めて俳優の道へと進んだ。2018年には、映画『きみの鳥はうたえる』など3作で「キネマ旬報ベスト・テン」で主演男優賞を受賞。同じく妻の安藤も、映画『万引き家族』で主演女優賞を受賞し、史上初の“夫婦W受賞”という快挙を成し遂げ、大きな話題となった。

 そんな柄本にも悩みがあるそうで、『万引き家族』を見た感想を、MCの阿川佐和子(65)から聞かれると「僕ダメなんですよね。身内を見たりとか、自分のことを見たりするのが緊張しちゃって。“がんばれ! がんばれ!”と思いながら見ちゃう」と語り、身内や自分の出演作は客観的に評価することが難しいという悩みを笑顔で告白した。

 ネットでは「安藤サクラさんもすてきだし、すてきな夫婦よね」「柄本祐さんの話かわい楽しい」「歳を重ねるごとに色気が出てきたね」「トークに人間味が出ててすてき。聞いてるとほんといいなぁと思う」「柄本佑って話上手。とっても好感が持てる」といったコメントが続出。視聴者は、柄本の飾らない人柄を感じさせるトークに好感を持ったようだ。

 いつか柄本が監督の名作が生まれるかも!?

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