城島茂(TOKIO)
城島茂(TOKIO)

 9月1日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)で、TOKIOの城島茂(48)らが多摩川のアユを守る活動をしたところ、その行為にネット上で批判の声があがった。

 この日の番組では、“DASH海岸 多摩川のアユ救いたい”という企画を放送。城島茂が日本テレビの桝太一アナウンサー(37)や専門家とともに、多摩川を訪れて、アユの生息状況を調査した。

 まず、多摩川の下流でアユを調べたところ、例年より成長が遅れていることが判明。専門家によると、その影響で遡上する時期が遅れ、肉食魚から襲われやすくなっているという。そこで、城島茂らは多摩川を上流へ移動しながら、アユの動きを観察した。

 そんな中、城島茂らはアユの休憩場所に大きな魚影を確認。罠を仕掛け、捕獲してみると、それはアユをエサにしている肉食魚のスズキだった。なんでも、自然が豊かだった頃はイタチやキツネなどがスズキをエサにしていたが、今やそうした天敵がほとんどいなくなったため、スズキの数は増える一方なのだとか。

 それに危機感をいだいた城島茂は「アユにとって脅威ですから」と切り出すと、捕獲したスズキの調理を提案。さっそく、スズキを燻製やパスタの具材にした一行はその味に舌鼓を打った。

 その後、城島茂らはさらに上流へ移動。アユを狙う魚がいたことから、再び罠を仕掛けたところ、捕獲されたのはナマズだった。これもスズキと同じく、アユにとっての天敵だということで、やはり調理することに。料理人がナマズの蒲焼きやナマズ丼を作ると、それを口にした城島や桝太一アナは「あっさりしていて、でもコクがある」「ナマズ食文化って、もっと広めたい」とナマズの味を絶賛していた。

 企画の趣旨上、しかたないのだが、今回のロケでは、在来種のスズキやナマズを捕まえて食べた以外にも、クワで川底の石をひっくり返して川虫をアユが食べられるようにするなど、自然に手を加える場面も見られたことから、ネット上ではこうした行為が生態系を破壊するものという声も出ていた。「人間が、自然に介入したらいかんて!」「アユのために手を加えるのは、はたしていいことなのか?」などといった批判や疑問の声が相次いでいた。

 以前のアユを救う企画では、外来種を駆除していたが、在来種のスズキやナマズを“悪者”扱いしていたため、内容に違和感を感じた視聴者が少なくなかったようだ。

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