欅坂４６の冠バラエティ番組『欅って、書けない？』が９月２９日（日）深夜にテレビ東京系列で放送された。
この回の企画タイトルは「殻を破りたい２期生たち」。２期生のまだ番組で出せていない知られざる一面を松田里奈と武元唯衣が紹介し、その一面を今後「出していくべき」か「封印すべき」かを土田晃之が判定するという回だったのだが、今回はスタジオに１期生がひとりもいないという初めてのシチュエーションだった。
放送では２期生の知られざる一面として、「武元唯衣と井上梨名は吉本新喜劇が大好き」「森田ひかるのあるあるセンス」「田村保乃はリアクションが大きい」「松田里奈はどんなムチャぶりにも対応してくれる！」といったものが紹介されたのだが、この放送を観た視聴者の印象に最も残っていたメンバーは松田里奈ではないだろうか。
それまでは「元銀行員」という肩書きで紹介されることが多く、真面目そうなイメージを持たれていた彼女だったが、今回の放送では終始テンションが高くてノリも良く、また１期生がいないスタジオで存分にリーダーシップを発揮していたのだ。今後２期生だけで何かをするときは、彼女が９人をまとめているのだろうと期待させるものがあった。
もちろん今回の放送で新たな一面を見せたのは松田だけではない。すち子＆吉田裕の「ドリルすんのかいせんのかい」を完全再現した武元唯衣と井上梨名、初めてのビリビリペンでオーバーリアクションをした藤吉夏鈴、「ヤダ～」と言いながら実は髪の毛を直していた関有美子など、視聴者が目にしたのは今までに見たことがない２期生の姿ばかりだった。
今回は世間の２期生に対するイメージを大きく変えた、彼女達にとってターニングポイントになるような重要な回だった。
（文・鎌形剛）
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