10月13日(日)深夜にテレビ東京系列で放送された欅坂46の冠バラエティ番組『欅って、書けない?』で、1期生の土生瑞穂がバラエティ力を発揮した。
この日の企画は、「ノブコブ吉村に共演NGを撤回してもらおう!」の前半。欅坂46に対して共演NGを出している平成ノブシコブシ吉村を楽屋からスタジオに連れて来るためにメンバーが奮闘するという、かつて2012年に『乃木坂って、どこ?』で放送された「怒りの日村を楽屋から連れ出せ!」を彷彿とさせる企画だったのだが、ここで最も大きな活躍を見せていたのが土生だった。
欅坂46メンバーはMCの澤部佑、土田晃之とともに吉村を楽屋から連れ出すための作戦を考えることになった。
まずは菅井友香、渡辺梨加&藤吉夏鈴ペア、小池美波&松田里奈ペアが順番に楽屋へ行き、それぞれのキャラクターを生かして機嫌を取り戻そうとするのだが、吉村の怒りは収まらずいずれも失敗に終わってしまう。そこで次に白羽の矢が立ったのが、「けやかけ」でグループ随一の天然キャラとして活躍する土生だった。土生はファンの間で伝説のキャラと呼ばれているアメリカンキャラの「ハーブさん」に扮し、単身吉村の楽屋へと乗り込む。
ハーブさんは、英語(正確には英語混じりの日本語)を使って悩み相談に乗ったりして、吉村とのコミュニケーションを図る。しかし、その滅茶苦茶な英語と全く噛み合わない会話に、スタジオにいたメンバーは大爆笑。
他のメンバーの場合はスタジオにいるMC2人の指示を受けて行動することで面白くなっていたのだが、土生のすごいところは、彼女だけはお笑い芸人の力を借りることなく、ほとんど自力で爆笑をさらっていたこと。
その様子をモニタリングしていた澤部は「これ一生見てられますね」と何気なく発言していたのだが、これはプロの芸人から贈られた最高の褒め言葉だろう。
結局土生は機嫌取りに失敗し、最終的には森田ひかるが過去の恥ずかしい写真をエサにして吉村をスタジオまで連れて来ることに成功したのだが、この回で最も爪痕を残したのは間違いなく彼女だった。
(文・鎌形剛)