乃木坂46
※画像は『乃木坂どこへ』(日本テレビ系)公式サイトより

 乃木坂46の新番組『乃木坂どこへ』の第1回が10月21日(月)深夜に日本テレビ系で放送された。

『乃木坂どこへ』は、乃木坂46の4期生が初めて台本なしのオールロケバラエティに挑戦するという、昨年放送された『NOGIBINGO!10』(日本テレビ系)の流れを汲んだ新番組である。初回放送となったこの日は、11人の4期生がMCを務めるさらば青春の光(以降「さらば」)がいる事務所へ行き、初対面のさらばの2人にひとりずつ自己紹介をしていく様子が放送されたのだが、そこで早くも爪痕を残していたメンバーがいた。

 自己紹介をする順番は特に決まっていなかったのだが、まず1番手の遠藤さくらが立って自己紹介をし終えると、遠藤が座る前に急に金川紗耶が立ち上がり、「高校3年生17歳の……」といきなり自己紹介をし始める。そのあまりの突然さにさらばの2人は驚き、森田哲矢は「急に怖っ! なんやこの熱意!」と感心しつつもすかさずツッコミを入れていた。その後金川は2人の質問に答えていたのだが、話し終えると彼女の言動をひと通り見ていた森田からは「この子だけ野心がスゴいな!」との発言が。金川から内に秘めた何かを感じ取っていたようだ。

 また矢久保美緒は、自己紹介をする前にまず「おはようございます」と2人にあいさつをするところから始めた。それに対し森田は「ちゃんとあいさつできる子ですね」と高評価するのだが、ひと通り話した後に東ブクロが「ありがとうござました~」と話を切り上げると、矢久保は突然「あ、すいません、なんかつまらない人間なんで全然面白くならないんですけど……」と言いながら突然泣き出し、現場は一時パニックになる。

 慌てた2人が涙の理由を尋ねると、矢久保は「なんかみんなすごい面白くて…。つまんない人間なんで…」と、自己紹介で面白いことが言えなくて泣いてしまったことを告白したのだ。この一連のやりとりは本人が意図したことではなかったにせよ、この回で最も爪痕を残していたのは間違いなく彼女だった。

 金川にも矢久保にも、そして他の4期生にも共通して言えることは、全員がこの自己紹介に必死で取り組んでいたということ。まだアイドルになったばかりとはいえ、彼女たちはこの自己紹介が全員分はオンエアされないことや、ひいては自分に対する印象にも大きく関わってくることを知っていたからこそ、あれだけ緊張をしていたのだろう。

 初回から4期生が必死になる姿が見られた『乃木坂どこへ』。ファンは今後の展開が楽しみになったに違いない。

(文・鎌形剛)
 

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