週刊大衆『ボートレース訓練生・美波』第25回
週刊大衆『ボートレース訓練生・美波』第25回

 現在、日本には24か所のボートレース場がありますが、実はそれぞれのボートレース場で水質が違います。水質は大きく分けて3種類。「淡水」、「海水」、そして淡水と海水が入り混じった「汽水」です。

 淡水のレース場は桐生、戸田、多摩川、津、三国、びわこ、住之江、尼崎、芦屋、唐津の10場。海水のレース場は平和島、常滑、鳴門、丸亀、児島、宮島、徳山、下関、若松、大村の10場。そして、汽水のレース場は江戸川、浜名湖、蒲郡、福岡の4場です。

 水があれば、そこには当然「魚」がいます。有名なものだと、多摩川の鯉。なぜ有名かというと、異常なまでにデカイのです。その理由は、選手や観客が頻繁に餌を与えるため。実際に生で見ると、そのデカさに驚かされます。

 また、レース場に棲む魚のなかには選手にとって厄介なものもあります。その代表格がボラ。このボラという魚、とにかくよく跳ねるのです。ゆえに、飛び跳ねたボラがレース中のボートに当たるハプニングもしばしばあります。

 ちなみに、このボラという魚は臭いことでも有名です。あまりの臭さに「釣り人の嫌われもの」という異名もあるほどです。

 ボラにとっては悪気はありませんが、当たるとレースに支障が出るだけでなく、体に臭い匂いが残るため、ボートレーサーにとっても「嫌われ者」の魚なのです。

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