10月27(日)深夜にテレビ東京系列で放送された乃木坂46の冠バラエティ番組『乃木坂工事中』で、3期生の梅澤美波が芸術家としての才能を発揮した。
この日の企画は、「1か月くらいでコレやります!乃木坂46みんなの目標発表会2019」の中編。メンバーが自分で掲げた課題を1か月間練習し、その成果をスタジオで発表するという企画の続きだったのだが、今回練習の成果を発表したメンバーのなかでも特に難易度の高い課題に挑戦していたのが梅澤だった。
梅澤が自ら掲げたのは「スタジオでVRアートを生披露する」という課題。立体的な仮想空間をキャンパスにして絵を描く「VRアート」を、梅澤本人が選んだ乃木坂46の楽曲に合わせて描きながら曲中に完成させるという、絵の正確さやスピードが求められるものである。
梅澤の出番が回ってきたのは番組終盤。約1か月間の猛練習を積んだ梅澤のパフォーマンスをMCのバナナマンや他のメンバーは何を描くのか知らされていない状態で見届けていたのだが、『インフルエンサー』に乗せて彼女が描き上げた作品にスタジオは騒然とする。梅澤は数分という短い時間で「宇宙でペガサスに乗るバナナマン」を仮想空間に描き、見事作品を完成させたのだ。
完成品を見た設楽統は、そのクオリティの高さに思わず「スゲェ! っていうかこの世界観に魅了されない?」とコメント。設楽の問いかけに対し、スタジオにいたメンバー達もうなずいていた。また、スタジオで梅澤のパフォーマンスを見守っていたVRアーティストのせきぐちあいみ先生も「スゴかったです。私、10カ国ぐらいで(VRアートを)教えたりしていたんですけど、一番飲み込みが早かったと思います」と彼女の腕前を大絶賛。
今回は梅澤のアーティストとしての隠された才能が発揮された、彼女の新たな可能性が感じられた回となった。
(文・鎌形剛)