徳井義実(チュートリアル)
徳井義実(チュートリアル)

 10月21日、大麻取締法違反で逮捕されたKAT-TUNの元メンバー・田口淳之介(33)と、内縁の妻で元女優の小嶺麗奈(39)の公判が行われ、両者に懲役6か月、執行猶予2年の判決が言い渡された。

 当初、この裁判の判決は7月30日に出るはずだったが、検察側が期日の延期を請求し、3か月間延期されていた。

 異例の判決裁判延期の背景を、10月31日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が報じている。

 記事によると、捜査を担当した関東信越厚生局麻薬取締部(通称・マトリ)が、田口と小嶺の自宅捜索時に撮影した映像を、フジテレビの番組を担当する制作会社に頼まれて“未編集のまま”提供したという。

「フジテレビ社会部のある記者は、これまでマトリ関連の密着取材を手がけ、マトリ幹部と密接な関係にあったといいます。そういった関係性もあり、マトリは、記者がタッグを組む制作会社に映像を提供したようです。ただ、マトリ側は“もっと(映像を)編集をしてほしい”、制作側は“編集権はこちらにある”とトラブルになり、マトリが東京地検に経過を報告したところ、地検が激怒。“捜査が適正に行われたか調査する必要がある”と判断され、判決が延期になったと『週刊文春』では報じています。

『週刊文春』では、マトリとフジの記者が“ズブズブの関係”と伝えていますが、それだけ密な関係を築けるのは、記者が相当優秀だということに他なりません。実は、フジ社会部はマトリだけでなく、国税局の査察部(通称・マルサ)とも密接な関係を築いているといいます。だからこそ、チュートリアル徳井義実(44)の脱税問題をフジが最初にスクープできた、とささやかれているんです」(スポーツ紙記者)

 10月23日、徳井が設立した個人会社「株式会社チューリップ」が、東京国税局から2018年までの7年間で、約1億2000万円の所得隠しと申告漏れを指摘されていたことが『FNN』(フジニュースネットワーク)の取材で明らかになった。

「この件も、情報のリークがあった考えるのが自然でしょう。ただ、10月23日の『FNN』の第一報は、“申告漏れ”“申告ミス”が強調され、徳井の悪質性についてはあまり触れていなかった。ですが翌日の24日に出した続報では、“過去にも無申告を指摘されて納税していた”“2009年に個人会社を設立してから昨年まで一度も期限内に納税をしていなかった”と、徳井が23日夜に記者会見で語った“ウソ”を突く鋭いものでした。報道のトーンが変わったのは、おそらくマルサからのプレッシャーがあったと考えられます。

 ただ、マトリもマルサのこうしたメディアと協力した動きも、違法薬物に手を出したり、納税という国民の義務を守らないと、田口や徳井のようになるということを、広く国民に周知させたいという思いがあるのからでしょうね」(前出のスポーツ紙記者)

 田口、徳井の次にスクープの標的となるのは、いったいどんな事件になるのだろうか――。

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