11月3日(日)深夜にテレビ東京系列で放送された乃木坂46の冠バラエティ番組『乃木坂工事中』で、1期生の齋藤飛鳥が夏の猛練習の成果を発揮した。
この日の企画は、「1カ月くらいでコレやります!乃木坂46みんなの目標発表会2019」の後編。メンバーが自分で掲げた課題を1か月間練習し、その成果をスタジオで発表する企画の完結編にあたる回だったのだが、3週に渡って放送されたこの企画の大トリを務めたのが、唯一の1期生として参加していた齋藤だった。
齋藤が自ら掲げたのは「変面ショーに挑戦」という課題。「変面」は300年以上の歴史を持つ中国の伝統芸能で、その技の詳細は国家機密ともいわれているため、齋藤が練習をする様子を映すことはNGとされてしまう。そのためMCのバナナマンや他のメンバーは、変面の素人だった齋藤がどんな練習をしたのか分からないまま、スタジオでその成果を見ることになった。
いよいよ本番。スタジオに実際の変面ショーでも使用されているBGM『変臉(へんれん)』のイントロが流れると、齋藤はプロの変面師と同じ赤い衣装に身を包み、白い顔のマスクをした状態で登場した。
齋藤が曲に合わせて踊りはじめると、スタジオには異様な緊張感が走る。そしてその数秒後、齋藤の白いマスクは急に赤いマスクに変わり、そこから彼女の顔は次々と変わっていったのだ。
その完成度の高いパフォーマンスと目の前で繰り広げられる「変面」にスタジオは大興奮。齋藤は約4分間の変面ショーを見事にやり遂げ、先生から合格をもらった。
気になったのは、齋藤が挑戦前のVTR内で言っていた「私、今まで乃木坂46の活動を将来の何かのステップアップの為と思ったことは一度もなかったですけど、コレの為だったんだなって。私は卒業したら変面師になるんだなって思いました(笑)」というコメントだ。
このコメントはもちろん彼女なりの冗談だろうが、その話しぶりや彼女の趣味趣向が少し変わっていることを考えると、まったく有り得ないと決めつけることも出来ない!?
もしかしたら齋藤飛鳥は乃木坂46を卒業した後、プロの変面師として世界中を周っているかもしれない。
(文・鎌形剛)