11月3日(日)深夜にテレビ東京系列で放送された日向坂46の冠バラエティ番組『日向坂で会いましょう』で、日向坂46メンバーが宮崎県を舞台に活躍した。
この日の企画は、「日向坂野球部の奇蹟in宮崎キャンプ!その3」。「日本のひなた」をキャッチフレーズにする宮崎県からの熱烈オファーを受けてやってきた日向坂46メンバーが、念願の始球式登板に向けて野球のスキルアップを目指す企画の完結編で、この回では宮崎県が誇る球場「サンマリンスタジアム宮崎」で特訓する様子が放送された。
メンバーが紅白の2チームに分かれて球場で行った最初の対決は、宮崎県知事の河野俊嗣を審査員に迎えての「宮崎県民をキュンとさせろ!大人の色気ひとこと対決」。
河野知事が選んだ宮崎県に関する言葉を大人の色気をまといながら言い合うこの対決に、紅チームからは丹生明里、金村美玖、渡邉美穂が、白チームからは高瀬愛奈、松田好花、上村ひなのがそれぞれ参加した。
結果はお題「チキン南蛮」を、それぞれグラデーションをつけながら違う言い方で披露した紅チームが勝利したのだが、特に「チキン南蛮」の「ばん」の部分を両手で銃を打つポーズをしながら言い放った渡邉には、河野知事も文字通り心を打たれていたようだった。
そして3週にわたって行われてきた紅白戦最後の対決は、「誰よりも遠くに飛ばせ!全力フリーバッティング!」。
ピッチングマシーンを使ってバッティングの飛距離を競うこの対決に、紅チームからは高本彩花、加藤史帆、白チームからは佐々木久美、東村芽依がそれぞれ参加、4人のなかで最高飛距離を記録したのは、最後の1球で82mのクリーンヒットを打つ勝負強さを発揮した高本だった。
高本の活躍により優勝した紅チームには、ご褒美として宮崎牛や宮崎ブランドポークなどを使った地元グルメが振る舞われ、宮崎キャンプロケは幕を閉じた。
それにしても驚くべきは、宮崎県を動かした日向坂46というグループの力だ。両者には「ひなた」という共通点はあったものの、県内一のスタジアムを貸し切ったり、県知事をゲストとして出演させたりすることは、決してどのアイドルグループにでも出来ることではない。「けやき坂46」からスタートした日向坂46は果たしてどこまで上り詰めていくのか。今後の展開からも目が離せない。
(文・鎌形剛)