前田美里
前田美里

アイドルで坂道オタ! 前田美里の「坂道が好きだ!」 第3回

 近年、さらに加熱する坂道シリーズ。その人気は多種多様のファンを生み、ついには同じアイドルながらにアイドルを推すという熱烈な「坂」ファンが現れた。それが坂道オタ界隈でもガチ勢と認められるグラビアアイドル前田美里だ。彼女とともに坂道の魅力に触れていきたい。

■日曜日の3番組で坂道全部にハマる

――本格的な推し活動は、まず欅坂から入って、乃木坂46や日向坂46に派生していった感じですか?

 そうですね。まず共和国に日向坂46(当時けやき坂46)が出ていて、ちょうどZEPPのツアー始まるくらいでした。その時は欅メインだったんですけど、やっぱり気になるじゃないですか。しかもみんなかわいいし! それで日曜日の『乃木坂工事中』(テレビ東京系)からの流れで。

――まあそうなりますよね。

 多くの方がそうだと思います(笑)。あの時間は一連で見てると、全部の情報が入ってくるのがすごいですよね。なんなら同じようなアイドル番組を3本ぶっ続けでやっているのに全然飽きなくて。むしろもっと見たい!! と思えてくる不思議な時間ですよね。だからいつの間にか乃木坂もシングルが出れば聴くし、ああ、3期ちゃんが入ってきてかわいいなとか、映画『あさひなぐ』観に行かなきゃ、とか。情報はもちろん、メンバーそれぞれがどういう人かもいつの間にか把握できているし。

――欅だけを見ようと思っても前後の番組が強いですからね(笑)。

 そうなんですよね(笑)。特に日向坂のバラエティ力には毎回圧倒されます。私はオードリーさんのラジオも元々聴いていたので、小ネタの数々がうれしくてうれしくて。MCきっかけでドルオタの沼にハメてしまう危険な番組ですよ。しかも日テレではビンゴの枠もあって。あそこも坂道が順番に番組やりますし。そこでも小籔千豊さんやサンドウィッチマンさんたちがアイドルにメロメロになっていく過程がまたキュンキュンきて。幸せだなぁって(笑)。

 でもライブに行くと、やっぱりパフォーマンスや見せ方は欅だな! みたいな。やっぱり私の原点は欅坂だ!! と確信してまた番組を見て「乃木坂4期ちゃんかわいい~」ってなって。順番にグループごとにバズるように出来てるんですよ。

 あと今はSNSやまとめの勢いがすごいので、欅を調べるつもりでも、坂道全般が載っているので、それを見て他の情報を得ることも多いです。

――SNSの発達で新規の方でも追いやすいですよね。AKB48はわりと握手会や劇場で物語が進んでいくので、現場を見たもん勝ちみたいなところもあり、それはそれで良いのですが、坂道はSNSでの情報共有が進んでいるというか。

 そうなんですよ。坂を追い始めて気づいたんですけど、AKBとかグループアイドルって、メンバーごとにTO(トップオタ)って必ずいたけど、坂ではそれがないな、と。

――なるほど!!

 生誕祭を仕切るのはこの人、とか、合いの手はこういうの、とか、それが文化として当たり前だったので結構違いがあるんだな、と驚きました。

――よく坂道シリーズは箱推しが多いといわれますが、これだけ多くのメンバーがいるのにファン同士の争いがないのは坂道らしさの文化だと思います。

■坂道推しメンの共通点は熱を持っている人

――では率直に推しのメンバーといえば?

 あかねん(守屋茜)です。『欅って、書けない?』(テレビ東京系)はずっと見ていたのでその印象が強いですね。バラエティを頑張ってる子が好きなんです。

――最初から守屋さん?

 そうですね。最初から(笑)。まわりの子はやっぱりてち(平手友梨奈)だったりべりさ(渡邉理佐)、べりか(渡辺梨加)が多かったんですけど。

――バラエティを見てということは(守屋)好きなのは軍曹的なところですか?

 はい。負けず嫌いなところが大好きです。日向坂では渡邉美穂ちゃんが好きなんです。体育会系というか芯が強い子に惹かれます。熱を持っている、みたいな。なんか自分と似てるなって。自分がユニットをやってる時にリーダー的立場にいたというのもあります。彼女たちの「前に出なきゃ感」がすごい共感できるんですよ。

――では乃木坂では?

 北野日奈子ちゃんです!

――やっぱり同系統のような。

 同じ系統の子を見つける自信はあります(笑)。坂道はガツガツしていないのが良いんですけど、と言いつつ個々としてはガツガツしてる子が好きなんですよ(笑)。でもそういう子がちゃんといて、全体でバランス取れてるのがすごいです。

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