西田敏行
西田敏行

 関西の大人気番組『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送)。2001年1月から18年にわたって2代目局長を務めていた西田敏行(72)が、11月22日放送回をもって降板することが10月18日放送回で伝えられた。

 視聴者からの依頼を“探偵”たちが解決するこの番組、後任の3代目局長は超大物、ダウンタウン松本人志(56)に決まったが、これまで10回以上依頼が採用されていて、番組視聴者なら知らぬ人はいない「名物依頼者」の野々山昌弘さんは、こうポツリと漏らす。「いつもVTR明けに見ていたあの涙が見られなくなるのは寂しいですね……」

 そこで西田局長の号泣名場面をプレイバック! まず、「レイテ島からの手紙」(11年1月7日)を挙げたい。戦時中、出征した依頼者の父親は、妻が依頼人を妊娠していることを知っていたのかという依頼。現在は劣化して読むことができない、父親がレイテ島から送って来た手紙から手がかりをつかもうと探偵が奔走するという内容だが、「局長は秘書の松尾依里佳さんが依頼文を読む段階で、もう泣いていました。見事、手紙は解読でき、依頼者の父が妊娠を知っていたことが分かるんですが、局長はVTR明けも大号泣。子どものように“えーん!”という声を上げ、鼻水と涙で顔がビシャビシャでした」(前同)

 2つ目は、「亡き父にそっくりな飯田選手とキャッチボール」(07年4月27日)。依頼者は18歳の男性で、亡き父に瓜二つな当時ヤクルト二軍監督の飯田哲也氏に、弟とキャッチボールをしてもらいたいという内容。「探偵は松村邦洋。いたく感動した局長が“飯田さんにお礼を言いたい”と言うので、松村は連絡先を教えたそう。すると深夜、松村の携帯に局長から電話があり、留守電が入っていたそうです」(前出の放送作家)

 何事かと思って松村が留守電を聞いてみると、「飯田さん! あなたは最高だ! ありがとう!」 むせび泣きながら電話口で叫ぶ局長は、間違えて松村に電話をかけたことに気づいていなかったという。

 少し違った“泣き”が見られたのは、「空手の母は強し」(02年6月21日)。空手を習う息子と同じ道場に通うシングルマザーが、猛特訓の末、息子の前で板30枚連続割りを成功させ、息子が号泣するというもの。「VTRが終わると、局長は大泣きしつつ笑顔で、“ばかやろー!”と叫んでいました。いろんな感情が去来したんでしょうね。西田局長は感情表現がストレートで優しくて、どっしり構えて頼もしかったです」(前出の野々山さん)

 西田局長、18年間、お疲れさまでした!

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