沢尻エリカ
沢尻エリカ

 11月16日に合成麻薬MDMAを所持したとして逮捕された女優の沢尻エリカ(33)。12月6日には麻薬取締法違反の罪で起訴され、同日に保釈となった。だが、過去のイケイケ“クラブ写真”が流出したり、周囲の関係者にも疑惑の目が向けられるなど、沈静化にはほど遠い状況だ。時を同じくして、ちょうど10年前に薬物事件で世間を騒がせた歌手・酒井法子(48)の熱愛を12月5日発売の『週刊文春』が報じている。

 1987年の歌手デビュー以来「のりピー」の愛称で親しまれ、清楚なルックスを武器にアイドル・女優として人気を博した酒井。しかし2009年、当時婚姻関係にあった夫に続いて、覚せい剤取締法違反で逮捕。逮捕直前の6日間にわたる逃亡劇は“クスリ抜き”のためと言われ、清純派女優の「裏の顔」が明らかになるにつれて芸能界内外に激震が走った。

 執行猶予付きの有罪判決を受けたのち2012年に復帰を果たすも、それまでの清純派のイメージは消え、テレビなどからはその姿を消した。事件から10年がたった現在、酒井は前所属事務所「サンミュージック」の元スタッフが代表を務める「オフィスニグンニイバ」に在籍し、ディナーショーなどを中心に活動している。

 しかし、アラフィフとなった今も透明感のある美貌は健在で、中国などのアジア圏で根強い支持を集めているという。昨年香港で開かれた単独コンサートもソールドアウトとなり、台湾でもショーを開くなど、国外での活動はなかなか順調のようだ。

 さらに今回、『週刊文春』(文藝春秋)が報じたのは、酒井が“東証1部上場企業の専務と交際中”という情報だった。かつての自分ともいえる渦中の沢尻を横目に、仕事も恋も上昇気流となれば、まさに「マンモスうれピー」状態だ。しかし、事務所のホームページには「友人の紹介でお食事をしただけで、交際の事実はないと確認しております」「皆様にご心配をおかけしてしまい、大変申し訳ございません」とのコメントが即座に掲載され、熱愛を否定している。真偽のほどはさておき、けっして寂しい身辺、というわけではなさそうだ。

 クスリに溺れた美女は、沢尻や酒井だけではない。グラビアアイドルとして人気を集めていた小向美奈子(34)や「全日本国民的美少女コンテスト」出身の高部あい(31)など、ここ10年の間に若い女性タレントの中からも薬物事件での逮捕者が出ている。

 彼女たちの現在はといえば、薬物所持等で3度の逮捕(うち1回は不起訴処分)を経て2016年に出所した小向は、セクシー女優・ストリッパーとなり、各地の劇場にも出演している。また、2015年にコカイン所持で逮捕された高部は、2年後の春に12歳年上の弁護士と結婚。当時妊娠中だったことから、現在は子育てに奮闘していると思われる。

 一度手を染めると、更生が難しいとされる薬物依存。一見、順調に復活したように見える彼女たちも、裏では相当な苦しみがあったことは想像に難くない。沢尻に待ち受けるのはさらなる受難か、それとも「のりピー」的な“再起の道”か――。カギは周囲の理解とサポートにありそうだ。

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