2月4日に開幕するフィギュアスケートの四大陸選手権。日本男子では羽生結弦(25)、鍵山優真(16)、友野一希(21)の3人の出場が決まった。
「羽生にとっては、昨年12月の全日本選手権で宇野昌磨(22)に敗れ2位に終わって以来の公式戦です。全日本選手権の羽生の負けに衝撃を受けた人も多かったようですが、それもそのはず。彼が日本人選手に負けたのは実に5年ぶりのこと。演技でも彼には珍しくジャンプミスが続いたこともあり“引退も近い?”“今季限りで辞めてしまうのでは……”と懸念しているファンも少なくありません」(スポーツライター)
しかし羽生は、悔しい思いをすればするほど、超えるべき目標があればあるほど、闘志を燃やすタイプの選手なんだそう。
「周囲の心配をよそに、リベンジに向けて闘志を燃やしているに違いありません。羽生は、楽しみにしていた日本での公式戦で納得いかない演技をしてしまったことで“もっと強く”という思いがより強くなるタイプです。4回転半ジャンプへも変わらぬ意欲を見せていますから、シーズン後半はさらに進化を続け、強い姿を見せてくれるはずです」(前出のスポーツライター)
ではここ数試合の不調の原因は何にあるのだろう?
「『女性自身』(光文社)1月21日号では、羽生が今取り組んでいる、体重数グラム単位での調整が必要な“肉体改造”がここ最近の調子に影響を与えているのでは、と報じられています。
羽生は、前人未到の4回転半ジャンプ成功のために体重を絞ろうとしているようなのです。フィギュアのジャンプは軽いほうが有利だと言われていますからね。ただ4回転半を飛ぶためには、今以上の筋肉も必要。必要な筋力を強化しながらも体重を絞らなければいけない、といったかなり難しい“肉体改造”に取り組んでいる最中に行われたのが昨年12月の全日本選手権だったようです。改造途中の肉体にまだ体の感覚が追い付いていなかったために、あの大会ではミスが重なったのではないか、と報じられているんです」(前同)
羽生がそこまでして勝ちたい相手は、昨年のグランプリファイナルで敗北を期したライバル、ネイサン・チェン(20)だ。3月に行われる世界選手権では2人の直接対決が予定されている。残り2か月弱の期間で羽生の肉体はどこまで変化を遂げるのか、世界中が注目をしている。