1月30日放送の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)に、EXITの兼近大樹(28)が出演。テレビ業界への不満を漏らしたところ、その正直すぎる発言に対し、ネット上で賛否の声が相次いだ。
この日は、“今年が大事芸人2020”という企画を放送。三四郎やダイアンのほか、“お笑い第7世代”と呼ばれるEXITや宮下草薙、霜降り明星が登場し、自分たちの抱える悩みや不安を語り合った。その中で、兼近は「テレビとかたくさん出させてもらうようになって、ホント楽しい状態なんですけど、なんか正直いま、一番YouTubeが楽しくなっちゃってて」と本音を明かし、共演者たちを驚かせた。
兼近によると、EXITはまだ若手のためバラエティ番組ではひな壇に座ることが多く、「収録時間がバカみたいに長い」わりには使われるコメントが少ないという。さらに、兼近が「信じられないぐらい座らされて、わけ分かんない人たちの話とか聞いて」と不満を漏らすと、千鳥のノブ(40)は「ストレスすごいな!」と仕事に疲れ切っている兼近のメンタル面を心配した。
また、兼近はテレビ番組に出演できるのは「ありがたいこと」としながらも、「“若手はワイプ芸が大事だ”とか、意味分からないルールがある。ワイプなんて別撮りでいいんですよ」と主張。収録時間がもったいないので驚いている顔だけ別撮りして後から編集で加えるべきだと提案した。
そんな兼近について、相方のりんたろー。(33)は「YouTubeをこれだけ楽しいって言ってたら、本当にそっちに比重がいっちゃうんじゃないか」と不安を吐露。そうした事情もあり、兼近からYouTubeの企画を提案されると、本当はその内容をいいと思っても「あんまりだね」と否定的な意見を述べてしまうことを明かし、兼近を苦笑いさせた。
兼近と仲がいい宮下草薙の草薙航基(28)は「あなたたちはネガティブがウケるような芸風じゃない。ネガティブなめんなよ!」と兼近を叱咤激励していたが、一部の視聴者からは兼近の発言に違和感を覚えるという声が続出。ネット上では「兼近が出なくてもテレビは困らんよ」「拘束時間にまで文句つけんなら好きなYouTubeだけやってろや」「地上波のお仕事も大事にせんと干されるよ」などといった批判の声が相次いでいた。
その一方で、ファンからは「こんなこと言う人今までいなかったでしょ。思ったこと自由にやってほしいな」「本当に正直な人だ」などという兼近を擁護するコメントもあがっていた。