マリウス葉
マリウス葉

 Sexy Zoneマリウス葉(19)が、3月23日発売の雑誌『SPUR』5月号(集英社)より新連載「One step at a time 一歩ずつ進もう」をスタートさせた。

 父はドイツ人、母は台湾出身の日本人というグローバルな家庭に育ち、11歳の時にドイツから来日したマリウス。Sexy Zoneの一員として華々しくデビューする一方、将来を見据えてインターナショナルスクールに転入し、日本語・ドイツ語に加えて英語まで習得した生粋の努力家だ。

 現在は芸能活動と並行して、上智大学国際教養学部に通学。美術にも造詣が深いことから、世界的な存在である徳島県鳴門市の大塚国際美術館の「Holiday at the Museum2018」のアンバサダーに選出されるなど、ジャニーズの枠にとどまらない文化活動も行っている。

 そんな異色のバックグラウンドを持つマリウスが、ゲストとの対談を通して、よりよい社会について考えるという全6回の『SPUR』の企画。初回は写真家の長島有里枝氏をゲストに迎え「女らしさ/男らしさ」について対談を行っており、誌面では、幼少期を過ごしたドイツでの生活や母・姉との関係性など、自身のジェンダーに対する考え方のルーツを明かしている。

 中でもとりわけ、インターナショナルスクールから転入することになった日本の高校でのエピソードが目を引く。制服や髪の長さ、髪の色……さまざまな決まり事を「すごく窮屈に感じた」というマリウスは、“なぜスカートをはかなければいけないのか”と悩む友人のために、ある「革命」を起こした。なんと自ら小冊子を作成し、数百名の署名を集めて学校に嘆願書を提出するという具体的なアクションを実行。卒業後ではあるが、学校側がこの動きに応える形で実際にジェンダーレスな制服を作るに至ったというのだ。

 このエピソードの結びに「考えているだけでは何も変わらない」と行動することの大切さを説いたマリウス。テレビやステージ上で見せる姿とは違ったマリウス本人のパーソナリティに触れたファンからは、SNS上に「マリウスは柔軟な思考の持ち主ってだけじゃなくて、それを行動に移して実現できる人」「すごく読みごたえがあった」「ほんと尊敬するしこれからもついていきたい!」と好意的な反応が相次いで寄せられた。定型的な“アイドル”の常識を飛び越えた真に迫るメッセージは、一人一人の心にしっかり届いたようだ。

 一方で、こうした視野の広さゆえか、昨年6月19日付の『文春オンライン』では、「アイドルをやっている自分は本当の自分ではないと悩んでいる」「“ジャニーズを辞めたい”と泣きながら関係者に訴えた」と複雑な胸中を報じられたこともある。今回の連載をきっかけに“本当の自分”を発信し、アイドルとしても新たな活路を見出してくれることを願ってやまない。

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