紙幣はコロナの感染源?「キャッシュレス決済」入門の画像
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 蔓延する新型コロナウイルスの影響は、意外なところにも。「小銭など現金のやりとりが、新型コロナウイルスの蔓延を助長している可能性が指摘され始めました。現金は不特定多数の人間が直接触れるものですから、ウイルスが付着していてもおかしくありませんし、直接、手渡しするものですから、感染のリスクは当然高くなります」(医療関係者)

 そこで、感染予防の観点からも注目を浴びているのが、キャッシュレス決済だ。ポイント還元事情に詳しいネットライターの阪中健太氏が解説する。「大きく分けてみると、2つありますね。(1)支払い時にバーコードを提示するPayPayや楽天ペイなどのスマホ決済アプリと、(2)支払い時にカードを機器にタッチするSuicaやICOCAなど交通系ICマネーです。ともに、現金にも店員さんとも接触することもありません。また、昨年の消費税率引上げに伴って、キャッシュレス決済でポイントが還元される今、現金を使うのはお金をドブに捨てているようなものです」

 ポイント還元率が高いのは、PayPayなどのスマホ決済アプリ。本文では手軽に始めやすい交通系ICマネーについて解説しよう。「交通系ICマネーとは、JRや私鉄などの自動改札をタッチするだけで通過できるICカードにチャージ(入金)したものです。当初は運賃としての利用がメインでしたが、今ではほぼすべてのコンビニ、スーパーやタクシー、飲食店など使える場所が広がっています。前述のキャッシュレスポイント還元事業で還元を受けるためには、専用サイトへの登録が不可欠ですが、コンビニで支払いする程度なら、そのような登録をしていない交通系ICマネーでも、コンビニ自体が2%値引くので、簡単に恩恵を受けることができます」(前同)

 カードへの入金は、券売機などで現金をチャージするのが普通だが、さらにお得な方法もある。「ICカードに、クレジットカード機能をつけることもできます。チャージの残高が一定以下の金額になると、改札の入出場時に自動的にお金をチャージされる仕組み。チャージはクレジットカードでの支払いになるので、クレジットカードのポイントも貯まって、二重にお得なわけです。また、Paypayのようなスマホ決済アプリだと、支払いにスマホの面倒な操作が必要ですが、交通系ICマネーだと、カードを機会にかざすだけですからね。機械が苦手な人でも安心です」(同)

 コンビニのレジで現金を支払う際、モタついている仲間を尻目に、ピッと素早く支払いたいものだ。

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