(左より)木村拓哉、中居正広
(左より)木村拓哉、中居正広

 昨年10月期の主演ドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)は最終回視聴率16.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を獲得、4月16日からは、2018年に放送された同名ドラマの第2章『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)がスタートするなど、俳優としてますます勢いに乗る木村拓哉(47)。一方、3月いっぱいでジャニーズ事務所を去り、新たな一歩を踏み出す中居正広(47)。かつてSMAPを率いた2トップはたもとを分かち、ファンが心待ちにする“再共演の夢”はいまだ果たされていない。

 2016年のSMAP解散騒動に際してはメディアから“戦犯”扱いされ、イメージダウンが避けられなかった木村だが、ここにきて一気に風向きが変わってきている。今年1月に発売したソロアルバム『Go with the Flow』は、CD不況にもかかわらず初週13万枚超の爆売れ、現在出演しているマクドナルドのCMでも“独特なバーガーの持ち方”が話題を呼ぶなど、かつて一挙手一投足が注目されたスーパースター「キムタク」の完全復活か?とささやかれている。

 そんな中、木村がこうして“手のひら返し”を続ける世間に対し、率直な想いを明かした。

 3月24日発売の男性ファッション誌『アエラスタイルマガジンvol.46』の表紙・巻頭特集に登場した木村は、誌面の中で“コロコロ変わる世間の反応”に対する気持ちを問われ「過去については振り返る必要はない。いま受け取ってくれている人がいるのに、なぜ僕が振り返る必要があるの?」とコメント。さらに「あのとき言われたこと、ひとつひとつに返してもきりがない。言いたいように言えばいい」とやや突き放した言い方をしている。

 周囲の期待についても「親身の期待ってそれほどないじゃん? ほとんどは無責任な期待」とバッサリ。自身を取り巻く環境がどんなに変わろうとも、やるべきことは目の前にある作業に集中することだ、と終始冷静な視点で語っている。

 かたや、3月末で30年以上の長きにわたり在籍していたジャニーズ事務所を退所した中居。4月以降は、新たに設立した個人事務所「のんびりなかい」で活動することになるが、冠番組の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)は4月以降も継続が決まっており、ファンもほっと胸をなでおろしているところだろう。

 一方、前述の木村との関係においては、たびたび“不仲”がウワサされてきた中居。2月21日の退所会見でメンバー間の“不仲説”について問われた中居は、「家族や夫婦もそうだけど、本人たちが分かっていればそれでいいと思う。あの騒動を経験してから、(記事などで)書かれていることに鈍感になった」「(木村に対して)伝えることは直接伝えます」とコメントしている。

 さらにさかのぼること約3年前、SMAP解散直後に中居が起用されたキリン「氷結」のキャッチコピーは、「言わせとけ。」というものだった。当時の彼らを取り巻いたさまざまな憶測や雑音をシャットアウトするかのような鮮烈なコピーは、中居の心境そのものと受け止められ、ファンの間でも大きな反響を呼んだ。

「今回の木村くんのインタビューでの“言いたいように言えばいい”という発言は、中居くんの世間に対する“言わせとけ”というスタンスと、大いにシンクロしていますよね。本当に大事なことは、当事者同士にしかわからないというか……。不仲と言われている2人でも、根本は似通っているんじゃないでしょうか」(女性誌記者)

 それゆえか、このたびの木村の発言はファンの間でも話題を呼び、SNS上には「最高に『キムタク』なんだよなぁーかっけー」という称賛の声のほか、「私には中居くんの『言わせとけ』と同じように聞こえた」「やっぱ似てるわ 最高だぜつとぷ(=2トップ)」と両者の価値観の類似性を指摘する声が上がった。

 結局は“似た者同士”にも思える2人。ファンの前で再会する日は来るのだろうか――。

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