欅坂46『欅って、書けない?』本編とCMのギャップに感じるグループの魅力の画像
※画像は欅坂46『誰がその鐘を鳴らすのか?』より

 8月23日(日)深夜に放送された『欅って、書けない?』(テレビ東京系)では先週に引き続き、欅坂46の元祖お嬢様である菅井友香と2期生の関有美子のどちらが真のお嬢様なのかを決める「真のお嬢様はどっちだ?菅井様VS有美子会長」の後半を放送。

 この回は「お嬢様の称号を掴み取れ! ガチンコバトル」と題してメンバーが1期生・2期生チームに分かれて対決をしていたのだが、なかには粉の中に埋められている飴玉を口だけで探す「飴玉探し対決」といった体を張った対決もあり、最後は菅井の顔面にパイが付いたままエンディングを迎えるという、いかにもバラエティ番組らしい終わり方をした回となっていた。

 それにしても今週の『けやかけ』では、本編とCMとギャップに感情を振り回された視聴者も多かったのではないだろうか。まず0:40ごろに流れた1回目のCMでは、先日行われた配信ライブ『KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU!』の映像を使った配信限定ラストシングル『誰がその鐘を鳴らすのか?』の新CMが初解禁された。

 キャプテンである菅井が涙を堪えながら「欅坂46に出会ってくださって、欅坂46を好きになってくださって、欅坂46を支えてくださって本当にありがとうございました!」と言ったあのシーンには、配信ライブで一度観ていたファンでも心にくるものがあったことだろう。

 そして番組中盤で流れた2回目のCMでは、今度は9月4日(金)から公開される欅坂46のドキュメンタリー映画『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』のTVCMが初解禁された。

 しかもそのCMは、同じく初解禁だった日向坂46の1stアルバム『ひなたざか』のハッピーオーラ全開のCMの直後に流されていたため、そのあまりの違いにどういう表情をして観たらいいのか分からなかった視聴者も多かったのではないかと思う。

 こういったライブやドキュメンタリー映像で見せる一面とバラエティ番組などで見せる一面のギャップは、欅坂46というグループが持っている大きな魅力のひとつである。

 そんな彼女達が今から2か月後にどう生まれ変わっているのか? おそらくそれは本人達にも分からないだろうが、きっとその日を迎えた後も、彼女達はグループ特有の「ギャップの力」で我々の感情を揺さぶり続けていることだろう。

(文・鎌形剛)

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