9月20日(日)深夜に放送された『欅って、書けない?』(テレビ東京系)では、今年2月に加入した新2期生のことを先輩2期生たちと掘り下げる「2期生よ!ひとつになろう!もっと知りたい新2期生たち」の企画を放送。前編のこの回では1期生にグイグイ話しかける大園玲や「見たことのあるモノマネ」を披露する守屋麗奈など、今までなかなか見えてこなかった新2期生の新たな一面が垣間見えた回となっていた。
今回の『けやかけ』では、新2期生のなかでも特に幸阪茉里乃に期待したくなった視聴者も多かったのではないだろうか。これまでの新2期生といえば大園玲、大沼晶保、増本綺良の3人が「バラエティ的」に目立っている印象があった。
だが、今回の家族アンケートで幸阪の母親が「自分の娘にキャッチコピーを付けるとしたら?」という質問に対して「テンション低くてゴメンなさい。だけどハートは鋼鉄ガール、幸阪茉里乃DEATH!!」と答えた上に、その流れから自分の娘の名前をヘヴィメタクイーンの浜田麻里とヘヴィメタルバンド「MARINO」にあやかってつけていたことを番組を通して告白。
彼女が只者ではない親に育てられていたことが明らかになった。また、幼稚園生だった頃の幸阪が「暑かったから」という理由で自らの髪(ツインテール)を根元から切ったというエピソードは、多くの視聴者がそれまで彼女に抱いていたイメージを改めるきっかけになったはずだ。グループ名が櫻坂46に変わったときに番組がどうなっているかも気になるところだが、今回の『けやかけ』は、きっと幸阪も先に挙げた3人に負けないような「何か」を持っているはずと期待せずにはいられない回だった。
幸阪が坂道研修生だった頃から憧れているという齋藤飛鳥(乃木坂46)が2016年に突然注目され始めたように、坂道シリーズのメンバーは誰もが「化ける」可能性を秘めている。まだ本格的な活動を始めたばかりの彼女が今後いつどのように化けていくのか、その成長過程にも注目したい。
(文・鎌形剛)