シルク期待の弾けるディープ産駒が登場【POGの王道新馬予想】の画像
新馬戦から期待のエクスインパクト

  早いもので2020年も残すところ2か月。競馬界は11月末のジャパンカップが超豪華メンバーになる可能性も出てきており、盛り上がりを見せている。クラシック戦線につながる2歳重賞も組まれており、新馬戦のチェックも欠かせない。

 今週の注目馬は日曜東京5R(芝2000m)エクスインパクト(父ディープインパクト、母エクセレンスⅡ)。全兄はデビューから3連勝し、今年のクラシック皆勤賞だったレクセランス。シルクレーシング期待の1頭で、シルクホースクラブの阿部幸也社長もインタビューの際に「レクセランスより同じ時期の仕上がりは早いです」と話していた。この馬がレースの中心になるだろう。

「弾けっぷりが良くて、これは走るディープ産駒だと思います。今週の最終追い切りも外を回す形になりましたが、手応え抜群で、やる気になればどこままででも走りそうでした。初戦から走る思います」(トラックマン)

 相手もディープ産駒が中心。

「まずはジェニーアムレット(父ディープインパクト、母ソーメニーウェイズ)。半兄のダノングロワールがキレないタイプで、それに少し似ている印象も受けます。ヤンチャなタイプでずっと飛び跳ねているのですが、そのエネルギーがレースに向けばいい結果につながりそう。

 あとはアレンシュタイン(父ディープインパクト、母フィオドラ)。重い馬場でも加速しますし、体幹と心臓が強い。古馬と併せても勢いは負けていませんし、堀厩舎の中でもAランクに入ると思いますよ」(前出のトラックマン)

 穴ならスノークォーツ(父ゴールドシップ、母サビアーレ)が面白いようだ。

 ■調教の本数が少なくても運動量は十分

 続いて同じく日曜の東京6R(芝1600m、牝馬限定)。

「調教的にはトーホウジュナール(父エイシンフラッシュ、母トーホウアマポーラ)。追い切りは全部先着し、芝でラスト1F11.1秒を計測しています。仕上がっていますね。あとはシャドウアルテミス(父エイシンフラッシュ、母シャドウムーン)。中間は3本と少なめなのですが、戸田厩舎は角馬場で30分くらい乗りこむなど1日の運動量は多く、しっかりしている馬が多い。格好はつけそうです。

 あと面白いのがアドヴェントイヴ(父ドゥラメンテ、母サンキューアスク)。熱心に併せ馬をしていて、前の2頭を5馬身追いかけ、テンから飛ばし最後も踏ん張って併入。66秒台も優秀です。中舘調教師も気がありそうですよ」(前出のトラックマン) 

 今日のレースは、東京7R(芝1600m)をピックアップ。

「このレースも戸田厩舎のスーパービーム(父エイシンヒカリ、母フローレンスガール)。血統的には重厚感があるのですが、この馬は軽さがあるタイプ。初戦から動けそうです。

 他にはエンブレムコード(父エピファネイア、母オメガエンブレム)の動きが凄く良かったですね。先週までモタついていたのですが、今週は動けていました。いかにも芝が合いそうな走りをしています。

 ハイレジリエンス(父Kingman、母Nannina)も活発な動きを見せており、一発がありそうですね」(前出のトラックマン)

 ちなみに京王杯2歳Sは、モントライゼストライプの2頭を中心に勝負したい。

 

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