ボートレーサー養成所での訓練生の生活は秒刻み分刻みで遂行されていますが、遅刻厳禁はもちろんのこと、早く準備しすぎてもいけません。
特に起床は全員がぴったり6時から行動を開始するのがルール。早く起きたからといってフライングをして身支度をすることは、許されません。
ゆえに訓練生たちは、開目のままじっとベッドで時間を待ちます。
ちなみに、起床の合図には館内に川のせせらぎと小鳥のさえずりが用いられているのですが、プロのボートレーサーの中にはこれらの効果音を聞くと、訓練生時代の辛い思い出がよみがえり、憂鬱な気持ちになる選手もいるのだとか。つまり、ボートレーサーには一般人にとっては癒しのメロディーも逆効果になりうることがあるのです。
ともあれ、訓練生時代にみっちりと叩き込まれた時間感覚はその後のコンマレベルを競い合うボートレースの基礎中の基礎になります。
なお、ボートレーサーと待ち合わせをした場合は、時間ぴったりに現れる可能性が高いため「5分前行動」をしたい場合は待ち合わせを5分早く設定することをお勧めします。もちろん、双方ともに遅刻は厳禁です。
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