猛威を振るっていた新型コロナウイルスですが、新規感染者数が減少傾向に転じたことで、厳しく設けられていたさまざまな制限措置も緩和されつつあります。JRAでも、11月6日から一部のウインズなどにおいてレース映像などの提供が再開される一方で、競馬場への入場は変わらず、ネット予約発売で抽選を突破して指定席を購入できた方のみとなっています。ただ、12月に無料で競馬場に入場できる「スタンディングパス」キャンペーンを実施(詳細はJRAのHPをご覧ください)するなど、JRAも手を尽くしています。世界を見渡すと、まだまだ気を許すことはできませんが、このまま収束して一日でも早く、コロナ禍前の姿に戻ってくれることを祈るばかりです。

 そんな中、11月20日の競馬から約1年8か月ぶりにジョッキーの口取り式への参加が再開となりました。中止前、最後に参加した口取り式は昨年の3月22日(阪神8Rのナンヨープランタン)でした。

 たかが写真1枚、されど写真1枚――頑張った馬を真ん中に、関係者の皆さんと喜びを分かち合える、この時間が「ジョッキーになってよかった、勝ててよかった」と思える至福の時間でもあります。その証拠に、記念写真に収まったジョッキーは、みんな、最高の笑顔です。

 再開初日、僕は2回、口取り式に参加できました。1回目は2歳未勝利戦のジュンブロッサムです。2戦目での初勝利は、それだけでもうれしいですが、2019年にサトノフラッグが記録した2歳コースレコードを更新する鮮やかな勝利で、みんなの笑顔が、より輝いて見えました。

 2回目は“ウマ娘”でおなじみの藤田晋オーナーの愛馬、デュガです。こちらは前走からの連勝ですが、藤田オーナーが口取り式に参加するのは初めてとのことで、終始、満面の笑み。「馬主になりませんか?」と競馬の世界にお誘いした僕としても、一緒に写真に収まることで、新人だった頃を思い出していました。

 今年の競馬も残り1か月。気持ちよく締めくくるために、今週も全力騎乗です。5日中京競馬場で行われるG1チャンピオンズCのパートナーは、19年のフェブラリーSを制したインティに決まりました。同馬はこれまでチャンピオンズCに二度参戦して、3着が2回。三度目の正直となる今回は、いいイメージだけを持ってレースに挑みます。

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