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「京都連続不審死」は他人事じゃない!中高年婚活に潜む「危険なワナ」

[週刊大衆12月22日号]

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約10年の間に、最低でも6人の夫ないし交際相手が死去。その間に、相続などで手に入れた資産は10億円以上と言われる「京都連続不審死事件」の筧(かけひ)千佐子容疑者(67)――。

彼女が、ほとんどの相手と知り合ったのが結婚相談所だった。
「彼女は10か所以上の結婚相談所に登録。相手への希望欄には、"年収1000万円以上、持ち家、一人暮らしの高齢者"との条件が書き込まれていたそうです。そうして、カモを待ち受けていたんですね」(全国紙社会部記者)
これだけ聞くと、"自分はそんなに稼ぎがないから、無縁の話"と思っている方が多いかもしれない。
しかし、「決して他人事じゃない」と語るのは、多くの中高年婚活トラブルの調査を担当したことがあるという、探偵会社『ティー・ディー・エー』(東京都新宿区)の福田政史顧問だ。
「資産がなくても、生命保険をかける手もあります。それに、殺すのはさすがに例外として、うちでも資産家でなくても、あの手この手で金を取られたケースを複数件は把握しています」(前同)

それにしても、筧容疑者のケースでは、被害者男性は途中でおかしいと思わなかったのだろうか?
つい最近まで、都内で結婚相談所代表を務めていた小松秀樹氏によると、
「結婚相談所の登録者は圧倒的に男性が多い。だから、女性のサクラの話もよく出てくるわけですよ。中高年にもなれば、持ち家があれば別ですが、なければ最低でも年収400万円はないと結婚相手を探すのは厳しいですね。それ以下の条件だと、"手を上げてもらえれば恩の字"と思わなくちゃいけない。だから、最初から日本人は諦め、外国人(近年は主に中国人ないしタイ人中心)狙いの方も多いんです」
小松氏の資料によれば、男性の場合、自然の出会いに任せていたら、45歳を超えると成婚率はゼロに等しいという。だからこそ、結婚相談所は成り立つのだ。

ちなみに、小松氏の結婚相談所では、日本人相手の場合、成婚誓約時、男性からの取り分は1人30万円(たいてい女性分も男性が払うので計60万円の負担)。外国人は1人90万円だが、それでも最初から外国人希望者が多かったという。それだけ支払っても結婚したいのだ。
「結婚相談所に申し込む男性は口ベタが多いんですよね。誰でも気軽に話せる性格なら、自然の出会いもあるでしょうからね」(前出・小松氏)
筧容疑者の犠牲になったと思われる方も、やはり口ベタだったようで、それゆえ、あれこれ文句を言わず、彼女主導で事は進み、ついに……。

キスだけでマンションを3戸

では、婚活をし、被害に遭った熟年男性の具体例に迫っていきたい。
まずは結婚相談所を通じて婚活したところ、投資用マンションを3つも買わされる被害に遭ったという、都内在住の公務員A氏(57)のケース。
バツイチで再婚希望のA氏に、デートを申し込んで来たのは40歳で未婚というかなりの美人OLだった。ひと目惚れしたA氏は、すぐさま正式な交際を申し込んだところ、OKの返事。
「天にも昇る気持ちでした。ほどなく彼女が、"2人の将来のために投資用マンションを買おう"と。そして、半年ほどの間に3つ購入したんです。都内といっても郊外のワンルームなので、3つで総額2000万円ちょっとでしたが」(A氏)
A氏は年収500万円ほど。持ち家ナシ、貯金も離婚時に元妻に払って、ほとんどナシ。しかし、公務員だったことから住宅ローンがスンナリ組めた。

ところが、3つ目のローン契約を結ぶや、彼女の携帯電話は通じなくなり、音信不通に。
おかしいと思ってA氏が調べてみたら、彼女は購入したマンションの営業レディーで、しかも既婚者で子持ちだった。結婚相談所に入会し、ローンを組みやすい年収400万円以上、50代のバツイチ公務員ないし教員にターゲットを絞り、営業をかけていたことが判明したという。
「大手をはじめキチンとしたところは住民票、独身証明書、卒業証明書などが必要。しかし、自己申告のところもまだ多い。特に女性は貴重ですから審査も甘いんです」(前出・福田氏)
ちなみに、A氏は彼女と一度、キスしただけの関係。彼女の自宅も教えてもらっていなかったという……。

お次は結婚相談所を通じて、やはり美人の中国人女性(42)と知り合った会社員B氏(63)のケース。B氏は未婚で、母親と同居していた。
「特に不審な点はなかったんですが、彼女が中国の実家に挨拶に行ってくれというタイミングで、B氏の母親が一応、念のためにと調査依頼してきたんです。3日だけの調査だったんですが、最終日、彼女の自宅に張り込みをしていると、ベンツに乗った男が現れたんですよ」(前同)
彼女は貿易会社OLと言っていたのだが、実際は銀座のクラブに勤めるホステスで、男はその客だった。
「彼女はB氏に大きな金の無心をしたことはなく、結婚は本気だったとは思います。しかし、B氏は激怒し、結婚話はなくなりました。もし結婚しても、その愛人関係は続いていたでしょうからね……」(同)

中高年の婚活の場は結婚相談所ばかりではない。最近流行りなのが、シニア向けのお見合いパーティ。成婚時にかなりの手数料を取られる結婚相談所と違って、こちらは参加費1回1万円程度と格安だ。
55歳の会社員C氏(母と持ち家に同居)は、母の勧めで初めてお見合いパーティに出席した。すると、40歳前後の和風美人が近づいて来て、積極的に話しかけてきたという。
口ベタのC氏は彼女にひと目ぼれ。そして、たった3度会っただけで結婚話に至ったという。
「彼女は"イタリアで結婚式を挙げたい"と、お願いしてきたそうです。その手配や婚約指輪、結婚指輪、結納金など、C氏は締めて1000万円ほどを言われるままに出費。そして、イタリア旅行の直前、彼女は忽然(こつぜん)と消えたんです」(同)

200万円した婚約指輪は…

諦め切れないC氏は福田氏のところに調査依頼。結果、彼女は、このお見合いパーティの主催者と組んだサクラで、名前まで偽っていたことが判明したという。
「C氏によると、2回目のデートの際、彼女のほうからラブホテルに誘って股を広げたそうですよ。C氏は心の準備ができてなくてデキなかったそうですが……。200万円で買った婚約指輪の値段を調べたら、2000円でした」(同)

C氏は結婚詐欺での刑事告訴も考えたが、相談した弁護士が弱気で断念。代わりに民事訴訟を起こしたが結局、のらりくらりとかわされてしまったという。
「美人が来ること自体、疑わないといけないですね。また、少しでも怪しいと思ったら、少額でも借用書を取ること。それを、ちゃんとした探偵会社に持ち込めば、相手女性の個人情報を調べてもらえます」

最後に、小松氏は、「熟年の出会いは近所の趣味のサークルを勧めます」と話す。
「安上がりだし、近所だと身元も比較的はっきりしてるでしょう。それで、いい人がいれば自分から積極的にいく。50代の再婚希望者の方に、そうアドバイスしたら、よくぞ、こんないい女性が残っていたなと思うくらいのお相手と、見事ゴールインされましたよ」灯台下暗し、一度、近くを巡ってみるのもいいのかも。

被害者が語る恐怖体験「隣の"毒婦"に放火され…」

会社社長D氏(当時は50代前半)の神奈川県川崎市の約100坪の豪邸が放火により全焼したのは、今から十数年前のことだった。
その半年ほど前、隣の家の玄関前でボヤが発生しており、警察はその家の女・Xを犯人と睨んだという。
「ボヤの1年ほど前、奥さんが急死して失意の70代のご主人のところに、結婚相談所の紹介で嫁いで来たのが当時45歳のX。警察の話では、一度放火に失敗したXは、再度自宅を燃やすのは疑われるので、うちを燃やして延焼させ、火災保険金をせしめようとした、と。というのも、警察がXの過去を洗ったら、それまでに高齢者と3度結婚し、いずれも相手が死亡したり金銭トラブルを起こしていたことがわかったからだそうです」(D氏=以下同)

Xは、この隣人の資産を狙ったのだが、夫が財布の紐を握り続けたことから、放火することを考えついたようだ。
放火の直後、Xと隣人は離婚。そしてXは警察から10度以上の事情聴取を受け、ウソ発見器にもかけられたが、まったく落ちなかったという。
「私たちの命は無事だったものの、室内で飼っていた愛犬2匹は焼死し、手続き不備で、火災保険が1円も出なかったんです。うちの女房が"許せない"とXを調べたら、離婚の際、ご主人のブラックカードを持ち出し、1000万円近く使っていたそうです」
その後もXは、結婚相談所経由で八王子の大地主と結婚。そして、ほどなく、その大地主は寝たきりになったという――。

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