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藤波辰爾WWEプロレス殿堂入り。息子・LEONAの決意を聞いてきた。[プチ鹿島コラム]

ボートレース戸田
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GⅢ 戸田マスターズリーグ第10戦・週刊大衆杯


この春の朗報といえば藤波辰爾のWWEプロレス殿堂入りだろう。

世界最大のプロレス団体「WWE」。いってみればメジャーリーグの殿堂に藤波辰爾は選ばれたのだ。日本人としてはアントニオ猪木以来、史上2人目の栄誉。快挙だ。

若い方からすると藤波辰爾と言えばバラエティ番組での温和な姿、もしくは伝説の曲「マッチョドラゴン」での壮絶な歌いっぷりを思い出す人も多いことだろう。

しかし、いいですか若者よ。藤波はプロレス界に革命を起こした人なんです。藤波が登場する以前のレスラーといえば近寄りがたくて怖いイメージだったのだが、藤波が時代を変えたのだ。颯爽と凱旋帰国してブームを起こし、新規のお客がわんさか会場に駆け付けた。女性客が急に増えた。そう、藤波はプ女子(プロレス女子)を誕生させた元祖の人なのである。

そして藤波と言えばニューヨーク。WWE(当時はWWWF)がビッグマッチをおこなっていたMSG(マジソンスクエアガーデン)でジュニアヘビー級王座を獲得し(1978年)、一躍脚光を浴びた。

そのあともド派手だった。1981年、今度はMSGのリング上で婚約を発表。リング上で優しくフィアンセを抱き寄せ、ニューヨークの観客から喝采を浴びる姿は今でも鮮烈に覚えている。WWEに縁がたくさんある藤波。プロレス殿堂入りするのは当然と言えば当然だった。

婚約もリング上で発表した藤波は、その後も幸せな生活が漂うレスラーとなった。にじみ出るアットホームさ。そういう意味では藤波も「規格外」のレスラーと言えよう。

今回、WWE殿堂入りのセレモニーに藤波は息子のLEONA(レオナ)も帯同させた。

「これからプロレスをやるだけでなく、いろいろなことを吸収するでしょう。良い勉強になると思います」「日本の場合はどうしても男優先で、家族は後回しになってしまうけども、せっかくそういう場面があれば、見せるべき」と、藤波は息子を連れてゆく理由を日本のマスコミに答えた。

で、息子はどう感じたのか?
私は月刊誌「KAMINOGE」のニコ生番組「NIKONOGE(にこのげ)」で司会を担当しているのだが(この日は堀江ガンツ氏と司会)、その番組で息子・LEONA選手に話を聞くことができた。

とにかくLEONA選手は感動したと言っていた。そしていつかこの舞台に立ちたいとも。それだけでない、自分の見るべきポイントがあったことを教えてくれた。

「WWEでは2世レスラー(父親もスター)が多く活躍している。彼らはどんな意識で臨んでいるか。2世に対する会場のお客さんの空気はどうなのか。その様子を見たかったんです」(LEONA)

そして、

「2世の選手はみんなファミリーの看板を守っていた。自分もいつか父親が引退したあとは藤波家という看板を継いでいかなければ」

と語った。

エリートゆえの運命と覚悟を背負っているのだ。21歳でこの意識は凄い。

藤波家の伝統って他にあるのですか?と聞くと「家族そろってディズニーが大好きです」と笑顔で答えたLEONA選手。これだけファンタジーとロマンにあふれる藤波家は最高だ。

一家まるごとますます応援していかなければ、とあらためて思った夜だった。


プチ鹿島
PROFILE
1970年5月23日生まれ。お笑い芸人。オフィス北野所属。時事ネタを得意とする芸風で、新聞、雑誌などにコラムを多数寄稿。ラジオ番組「東京ポッド許可局」(TBSラジオ)、「荒川強啓のデイキャッチ」(TBSラジオ)、「キックス」(YBS山梨放送)ほか、TVや映画など多方面で活躍中。





「教養としてのプロレス」(プチ鹿島/双葉社)
2014年8月7日発売 新書判304ページ





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ブログ:http://orenobaka.com/
ツイッター:@pkashima

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