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【武豊】 競馬界にもある”ゆう活”って何!?

[週刊大衆07月27日号]

ボートレース戸田
https://www.boatrace-toda.jp/
GⅢ 戸田マスターズリーグ第10戦・週刊大衆杯

人生に役立つ勝負師の作法 武豊
競馬界にもある"ゆう活"って何!?


女子サッカーW杯カナダ大会。なでしこジャパンはアメリカに敗れ、準優勝に終わりました。思いはそれぞれあると思います。しかし、悔しさに涙を流しても、誰ひとり俯(うつむ)いている選手がいなかったことに、あらためて、なでしこたちの強さを見たような気がします。

キャプテンの宮間あや選手が、「女子サッカーを、ブームじゃなくて文化にしたい」と話していたそうですが、前回大会の優勝から4年、その思いは、しっかりと、根づいたのではないでしょうか。

選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。
幸いというか、試合が行われた月曜日は、競馬サークルの人間にとっては唯一の休日。テレビの前で声援を送っていたという人もたくさんいました。

逆に月曜日は仕事で……という人は大変だったと思います。この日に備えて休日をとったり、確信犯的に遅刻をした人がいたり。その中で、僕が、「ん?」と思ったのは、その時間は"ゆう活"のため、まったく試合が見られなかったという人の話でした。

この"ゆう活"っていうのはいったい……?
調べてみると、日照時間が長い夏は、朝早い時間に仕事を始め、早めに仕事を終えることで、まだ明るい夕方の時間を有効に活用して、生活を豊かにしようという取り組みのことのようです。

なるほど。競馬界でいう夏時間のようなものだったんですね。うーん、それにしても、規則ではなく、運動というのは……。すべて馬に合わせる競馬の世界では、通常、調教馬場の始業時間は午前6時。夏の間は1時間早まって5時になります。目を覚まして、体重計に乗り、さっと着替えて、家を出たとしても、4時前には起きなければなりません。

いいとか悪いとか、眠いとか、身体が慣れないとか、そういうレベルの話ではなく、それがごく当たり前。疑問を持ったり、文句を言ったりというのは考えたこともありませんでした。この"ゆう活"が日本に根づくのかどうか!?

余計なお世話かもしれませんが、ルールを作った側の人の想いと覚悟が問われているような気がします。
好相性のコンビで目指すは初重賞V

さぁ、気持ちを切り替えて。今週末は再び函館での競馬です。
6月21、22日に参戦した函館競馬の成績は、18レースに乗って3つの白星しか挙げられず、個人的には不本意な2日間になってしまいました。

今度こそ――強い気持ちで挑む函館のメイン、GⅢ「函館記念」(芝2000メートル)は、加藤征弘厩舎のアーデントと挑む予定です。

彼がここまで挙げた勝利は全部で5つ。その内の2つが僕とのコンビで飾ったもので、しかも、2戦して2勝ですから、力が入ります。重賞の壁に阻まれ、思うような結果を残せていない彼を、どうやったら導いてあげられるのか。ここが騎手の腕の見せどころです。

4時起きで、頭がスッキリしている時間に、あれこれと考えてみます。


■武豊 プロフィール
1969年3月15日、京都生まれ。1987年の騎手デビュー以後、通算3500勝、日本人騎手初の海外GI制覇、年間200勝突破など数々の金字塔を打ち立て、現在も活躍中。

【武豊】 競馬界にもある”ゆう活”って何!?

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