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吉永小百合から山口百恵まで…伝説の昭和女優「30人の今」

[週刊大衆12月14日号]

吉永小百合から山口百恵まで…伝説の昭和女優「30人の今」

 あの頃、君は若かった。今も女優として一線を走る人、引退し静かな生活を送る人、さまざまな人生を歩む美女の現在に迫った!

 昭和美女優の中でもレジェンド中のレジェンド、原節子さんが亡くなっていたことが明らかになった。95歳だった。「原さんは、今年の8月半ばに肺炎のために入院し、9月5日、親族が見守る中、静かに息を引き取られたそうです」(芸能記者) 1935年に映画デビューした原さんは戦前、戦中、戦後と黒澤明、小津安二郎、成瀬巳喜男監督ら巨匠たちの作品に立て続けに出演。「艶っぽいことを想像させない神々しい美しさがありました」(映画関係者)

『忠臣蔵花の巻・雪の巻』(62年)の出演を最後に女優を引退。以来、一度も公の場には姿を現さず、「記者も姿をとらえることはできませんでした」(同)という。ミステリアスなのも昭和女優の魅力。原さんを偲びつつ、他の“スター”にも思いを馳せたい。

 傘寿を迎え、ますます女優業への情熱が衰えないのが八千草薫(84)だ。「今春に公開された主演映画『ゆずり葉の頃』には、企画段階から参加したといいます。今年は連ドラにも出演し、現役バリバリですよ」(前出の芸能記者) 80代にして新規ファンを増やしているのが若尾文子(82)だ。映画通のライター・藤木TDC氏いわく、「今年、東京の映画館で『若尾文子映画祭』があったんですが、これが下手な新作より客が入ったんです。ソフトバンクのCMの影響もあって、あの美貌や色香が時代を超えて支持されているわけです」

 70代の女優たちも負けてはいない。今でも新作の主演映画が毎年公開される吉永小百合(70)は、ある世代にとっては特別な存在だ。「『キューポラのある街』(62年)に『愛と死をみつめて』(64年)……。あの頃は、みんな真剣に彼女に恋をしていましたよ。胸がいっぱいで、勉強もロクに手につかない。本当に、それぐらいの存在だったんです」(鉄道会社社員)

 70歳になっても清楚な美しさは変わらず。12月には、嵐の二宮和也と母子役を演じた最新作『母と暮せば』の公開が控えている。若い頃から清純派イメージを貫く彼女が、守り続けているものが3つある。「1つは舞台に出ないこと。理由は謎ですが、いまだ舞台劇バージンなんです。2つ目はおばあちゃん役をやらないこと。70歳になっても経験ゼロ。サユリストにとっては、そのほうがいいのかも」(映画誌編集者) さて、3つ目は?「ズバリ、脱がないことです。唯一、汚れ役に挑んだ作品『天国の駅』(84年)では、三浦友和とのそれなりに激しいベッドシーンがありますが、ここでも体の露出はナシでした」(前同)

 私生活では一時、14歳年上の夫・岡田太郎氏との別居説もあったが……。「岡田氏が大病を患ったことで、夫婦の絆は深まったようです。夫のために、手料理を用意するのが日課だとか。特に、かつお出汁の味噌汁は毎日作っているそうです」(女性誌記者) 吉永小百合の手作り味噌汁は、熱狂的サユリストのタモリでなくても食べたいはずだ。

 12月に70歳となる富司純子(69)も、コンスタントな女優活動を継続中。「艶やかな色香と清楚さの両方がある。仁侠映画のヒロインとして唯一無二です。若い頃から着流しも似合っていたね」(製造業) その美しさには気高さのようなものがあった。「いつも共演女優を口説いていた梅宮辰夫さん、山城新伍さんも、彼女だけには手を出せなかったといいます。父親が東映のプロデューサーだったというのもあるんでしょうが、それだけ近寄りがたい気品があったからでしょう」(前出の映画関係者)

 その美貌は衰えず。現在もシニア女性向け化粧品のCMにも出演し、先日は、「高倉健さんを偲ぶ会」に出席し、トークショーに参加。「薄紫の着物姿が凛としていて、なにげない所作にも気品が漂っていましたね」(前出の女性誌記者)と言われる彼女は、1月からはNHKの木曜時代劇『ちかえもん』に出演する。富司純子(当時は藤純子)に続く、東映のドル箱ヒロインが『女囚さそり』シリーズの梶芽衣子(68)だ。「タランティーノ監督の映画『キル・ビル』(03年)に彼女へのオマージュ的シーンがあったおかげで、若い映画ファンにも伝説の女優扱いを受けています。あのシャープなルックスは、現代の感覚にもマッチするんでしょう」(前出の藤木氏)

 今年はトーク番組『アウト×デラックス』(フジテレビ系)に降臨。歯に衣着せぬトークでデーブ・スペクターをやり込めて、話題になった。ちなみに、デーブも昔から彼女の大ファンだったという。

 梶芽衣子と同様、新規ファンが増えているのが、ひし美ゆり子(68)だ。「僕は78年生まれなのでDVDで『ウルトラセブン』(67年)を見たクチですが、グラマラスなアンヌ隊員の魅力にすっかりハマってしまいました。それだけに、ひし美さんが映画でガンガン脱いでいたのは驚きでした。当時は、よほど衝撃的だったんでしょうね……」(印刷会社社員)

 そのあたりの状況を藤木氏は、こう分析する。「実はアンヌ人気が高まったのは本放送時ではなく、『~セブン』が頻繁に再放送されるようになってからです。その魅力にみんなが気がついた頃には、ひし美ゆり子はすでに艶系の女優になっていたんです」最近の彼女はメディア登場の機会も多い。「若い頃の艶やかな写真が今でも雑誌のグラビアで取り上げられることもあります。また、経営する台湾料理店で、定期的にファンを集めたイベントを開催。彼女は、会えるアイドルならぬ、会える昭和女優なんです」(前出の芸能記者)

 60代前半の女優の代表格といえば、やはり松坂慶子(63)だろう。『ウルトラセブン』にも出演していた彼女は、71年に大映『夜の診察室』で初主演。松竹移籍後に『配達されない三通の手紙』(79年)での体当たり艶技で一躍、注目を浴びる。80年代には看板女優として映画界を支えた。「『五番町夕霧楼』(80年)、『青春の門』(81年)、『道頓堀川』(82年)、『蒲田行進曲』(82年)、『人生劇場』(83年)、『火宅の人』(86年)と、“松坂慶子をいかに脱がせるか?”が、日本映画の成功のカギになっていた時期がありました」と藤木氏は語る。「高級感のある美人で、文句なしのトップ女優なのに、作品ごとに一糸まとわぬ姿を披露してくれる。こんなにありがたい存在はいませんでしたね」(飲食店経営者)

 今も女優、歌手として第一線で活動中。13年には初のワイヤーアクションに挑戦。今年は北島三郎とともにNHK『思い出のメロディー』の司会を務めた。「どんどん仕事の幅が広がっています。最近は、一時期のぽっちゃり感も落ち着いて、美しい熟年女性として美しさと色香にますます磨きがかかっていますね」(芸能記者)

 かつて「お嫁さんにしたい女優ナンバーワン」あるいは「三択の女王」といわれた竹下景子(62)も健在だ。「清純派ながら、ドラマで“夜の女”役を演じる色香展開もあった。そのギャップがよかった」(公務員) 彼女は昔から文化人としての活動も多い。「スキャンダルと無縁で、知的なので、安心して任せられるからでしょう。今は国連の大使も務めています」(スポーツ紙記者) 女優活動も途切れることがなく、「ドラマ『サザエさん』で磯野フネ役を演じるなど、孫のいる役も嫌がらない姿勢が重宝されていますね。彼女、最近ハマっているのはコンビニのドーナツだとか。そんな庶民的な面も人気なんでしょうね」(前同)

 桃井かおり(64)には今年、驚きのニュースが。還暦を過ぎて音楽プロデューサーと結婚したのだ。彼女は、これが初婚。「今年の1月に籍を入れていたようですが、10月にイベントで彼女自身が発表するまで、親族も知らなかったそうです。そんなところも自由人の彼女らしいですね」(女性誌記者)

『同棲時代』(73年)での白い素肌が鮮烈で、『水戸黄門』での入浴シーンでもおなじみの由美かおる(65)も近年、熱愛報道があった。「趣味のアコーディオンを通じて知り合った数学者の秋山仁と事実婚の関係だとか。最近、黒酢カプセルのCMで16歳の頃の自分と共演していましたが、当時とプロポーションはまったく変わらない。恋をして、ますます美しくなった印象です」(前出のスポーツ紙記者)

 対照的に秋吉久美子(61)には暗い話題が続いた。「昨秋、26歳年下の日系米国人男性と離婚。また、今年の1月には35歳の息子が事故死……。来年1月からNHKのドラマに出るようなので、心機一転で頑張ってもらいたいです」(芸能記者) 50代女優で昭和感が強いのが原田美枝子(56)だ。「『青春の殺人者』(76年)でバストを露わにするなど脱ぎっぷりが良かったですね。現在の彼女しか知らない若い人は想像できないでしょうが、今の綾瀬はるか並みのボリューム感たっぷりの美しいバストでしたよ。勝新太郎も彼女に入れ込んで自らが撮影した写真集を出したほど。昭和のテイストが残っているのは、そんな背景があるからでしょうか」(映画関係者) 現在も映画、ドラマ、CMで活躍中だが、「01年には夫の石橋凌の隠し子騒動もありましたが、今は乗り越え、子ども3人と良い夫婦仲を築いているようです」(女性誌記者)

 昭和美女優の中には、意外な活動を展開中のケースもある。にっかつで『マダム・スキャンダル 10秒死なせて』(82年)、『ファイナル・スキャンダル 奥様はお固いのがお好き』(83年)、東映で『悪女かまきり』(83年)に連続主演。ブームを巻き起こした五月みどり (76)も、その一人。「昔、大変にお世話になりました。映画の中で、一般公募されて出演した大学生の手ほどきをするシーンがあるんですが、羨ましかったな……」(製薬会社社員)と言われる濃厚な色香は当時と変わらないが、近年は特技で新境地を開拓した。「バラエティ番組で披露した腹話術が面白すぎると大変な話題になり、インターネットの動画サイトでも大人気です」(放送作家)

 初井言榮(はついことえ)との嫁姑バトルを描いた昼ドラマのシリーズで一時代を築いた市毛良枝(65)は、趣味の登山を極めている。キリマンジャロにも登頂。そして、現在は「日本トレッキング協会」理事の役職にある。紺野美沙子(55)はNHKの朝ドラ『虹を織る』(80年)の清純派ヒロイン。知的な雰囲気で人気だった。「意外ですが、彼女は今話題の“スージョ”。相撲が大好きで、特にイケメン力士・遠藤を贔屓にしているようで、絶叫しながら観戦しているそうですよ」(女性誌記者)

 意外といえば、島田陽子(62)も外せない。「『将軍』(80年)で国際女優の称号を得た彼女が、まさか男性向けのイメージビデオに出演するとは……」(映画関係者)だが、その後は一般作品にサラッと復帰。「そこが凄いですね。来年公開予定の『法の華三法行』元代表・福永法源氏の半生を描いた映画『塀の中の神様』にも出ています」(前同)

 一方、惜しまれつつ芸能界を引退してしまったが、今でも語り草になっている美女優もいる。『女必殺拳』(74年)で女アクションスターとしての地位を築いた志穂美悦子(60)は、長渕剛と結婚後は引退状態に。「3人の子どもを育て、長らくメディア露出はなかったんですが、近年はフラワーアーティストとしてイベントに参加するなどしていますね」(女性誌記者)

 最後は、映画『伊豆の踊子』(74年)、テレビの『赤いシリーズ』他、数々の主演作を残した山口百恵(56)。「10代ながら、我々大人の男をドキッとさせる色香と存在感があった。あれは天性のもので、他のアイドルはマネができない。不世出の人です」(映画関係者) そんな彼女が引退して四半世紀が経つ。「2人の息子は成人し、長男は歌手、次男は俳優で将来を大いに期待されています。子育ても終わり、今は夫の三浦友和と旅行などを楽しんでいるといいます。現役時代と比べると、ふっくらした彼女ですが、美しさに陰りはない。一部では復帰の話もあり、まずはCMからと芸能関係者が動いていますよ」(芸能記者)

 昭和から平成になって、すでに27年――。いまだに語り継がれる伝説の昭和美女優たちに幸あれ!

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