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不祥事続きの安倍内閣「スキャンダル歴代大臣」憤激リスト

[週刊大衆2016年02月15日号]

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不祥事続きの安倍内閣「スキャンダル歴代大臣」憤激リスト

 続投示唆から一転、TPPの調印式目前に辞任した甘利氏。発足以来、閣僚不祥事が続発する政権の暗部を一挙出し!!

 週刊誌報道に端を発した金銭スキャンダルの責任を取るかたちで、甘利明TPP担当大臣が1月28日、大臣職の辞任を表明した。「千葉県内の建設会社であるS社から、秘書に加え、甘利大臣自身も現金を受け取ったと報じられています。S社は千葉県内の再開発を巡り、UR(独立行政法人都市再生機構)とトラブルを抱えており、その解決を甘利事務所に依頼し金銭を支払ったというわけです」(全国紙政治部記者)

 事件をスッパ抜いた『週刊文春』の報道によれば、甘利事務所関係者がたびたびURを訪れており、S社との示談金を吊り上げる交渉を行ったとされている。「これが事実ならば、甘利サイドには政治資金規正法違反やあっせん収賄罪が適用される可能性があります。S社を代表して甘利サイドと交渉を行った男性は、会話の録音記録や金銭授受の動かぬ証拠を残しているとされたため、“うやむやにするのは難しい事案”だったのでしょう」(前同)

 安倍政権の中核を成す閣僚の辞任劇は、政局にどのような影響を及ぼすのか。「2012年12月に安倍さんが首相に返り咲き組閣されたのが第2次安倍内閣。以来、第2次改造(14年9月)、衆院選挙を経て第3次安倍内閣(14年12月)ときて、現在は自民党総裁選を経ての第3次改造と、4度の組閣がありました。そのたびに閣僚の面子は入れ替わっていますが、甘利さんはずっと閣内にとどまっている安倍政権の“中心メンバーの一人”。その人物が辞任に追い込まれたことは、非常に重いですね」(政治部デスク)

 思えば安倍内閣はこれまでも、大小無数のスキャンダルに見舞われてきた。「特に、小渕優子経産大臣と松島みどり法務大臣が“ダブル辞任”した14年10月は正念場でした。女性の進出をブチ上げ入閣させた両者がともに、就任から1か月余りで辞任したわけですからね。通常の内閣ならこれで政権が吹っ飛び“ジ・エンド”ですが、安倍政権は発足以来“一強多弱”。安倍首相以下、官邸の圧倒的求心力でこうした醜聞をねじ伏せてきたわけです」(前同)

 ただ甘利氏は、これまでの閣僚とは“格”が異なる首相の側近中の側近だ。「なお悪いことに、今国会最大のテーマはTPP。本来なら甘利さんは、TPP担当大臣として今国会の主役になるはずだったわけです。その当人が疑惑を抱えたままだと、野党の追及で審議はストップ。国会は停滞し、政権の支持率が急落したはずです」(前出の記者) 実際、自民党内では、週刊誌が発売になるや、「甘利大臣の辞任は不可避」と見られていたという。「“秘書がやったこと”の逃げ口上も通用しません。13年11月と翌年2月に、S社から計100万円の現金を大臣室と事務所で甘利さん本人が受け取り、フトコロに入れたと報じられていますからね。事態を重く見た官邸でも、週刊誌発売当日から菅官房長官を中心に“後任選び”が開始されたといいます」(前同)

 一方、甘利大臣に絶大な信頼を寄せていた安倍首相は、「辞任はするな!」のスタンスだったという。「スキャンダル発覚後、甘利さんは菅義偉官房長官同席のもと、安倍首相に会い、“2月4日にニュージーランドで開かれるTPP交渉署名式だけは出席したい。その後の私の処遇は総理に一任します”と言ったとか。ところが安倍首相は、“何が何でも守るので耐え忍んでください”と、2月4日以降、折を見て辞任する意向の甘利さんを逆に説得したようです」(前同)

 とはいえ、野党はもとより与党内でも日増しに批判の声が大きくなってきた。「甘利さんが4日のTPP署名式に出席するのは、日本の恥ですよ。TPPは自由貿易の協定ですから、その担当大臣が賄賂をもらっていたとなれば、国際的な信用問題ですからね。辞任は当然でしょう」(政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏) 安倍首相は甘利氏が辞任を表明する前日の参議院で、甘利氏の続投を明言していたが、これは“茶番”だった可能性が濃厚だ。「完全な“演出”ですね。慰留をしておいて世間に続投を信じ込ませたうえで、翌日、甘利さん本人が辞任会見する。“潔さ”をアピールして、政権へのダメージを最小限に抑えようというわけです」(前同)

 建設業者からの現金をフトコロにしまったとされる“フトコロ大臣”こと甘利氏。結局辞任に追い込まれたが、この騒動を息を殺して見ていた御仁がいる。高木毅・原発事故再生担当相だ。高木大臣には福井県敦賀市の住宅街で、女性のアンダーウェアを盗んでいたという過去の疑惑が報じられている。「地方紙が一面で高木氏の泥棒疑惑を取り上げ、疑惑は事実だとする捜査関係者のコメントまで掲載されています。加えて有権者への香典代を巡る公職選挙法違反の疑惑もあり、安倍内閣の“爆弾”と見られています」(前出の鈴木氏) 夏に選挙を控える参院からは、「高木を甘利と一緒に処分してほしい」という声があがっているという。

 与党内からも「早く辞めろ」の圧がかかる高木大臣。ところが、当人はどこ吹く風だという。「年末年始は平然と地元で挨拶回りをしています。地元ではこれまでもたびたび“泥棒事件”の怪文書が出回っているため、本人は慣れっこなんですよ(笑)。甘利さんと違って、証拠がないから逃げ切れると思っているようですね」(前出の記者)

 それにしても、安倍内閣には情けないあだ名が冠された大臣が、いかに多いことか……。その先駆けとなり、ダブル辞任で安倍政権を吹っ飛ばす寸前まで追い込んだ“うちわ大臣”と“ワイン大臣”は、今何をしているのだろうか。まず、地元のお祭りに名前入りのうちわを配ったと糾弾され、公選法違反に問われた松島みどり氏。第2次改造内閣で法務大臣に初入閣したものの、秘書が政治資金規正法違反で在宅起訴された小渕優子経済産業大臣とともに、あっと言う間に辞任に追い込まれた。

 その小渕氏には、選挙区内の男性にお祝いとしてボトルワイン2本を贈ったとして、有権者への利益供与を禁じた公選法違反の疑いもかかっていた。「松島さんは信用回復に努めるべく、現在は精力的に地元を回っています。ただ、騒動を経て謙虚になったかといえば、“相変わらずのかまってちゃん”というのが党内の評判です。一方の小渕氏は所属する派閥(平成研究会)の長、ひいては日本初の女性首相として期待されていましたが、ワインたった2本で、バラ色の未来を棒に振ってしまいましたね」(自民党議員秘書筋)

 その小渕氏の後釜として経産大臣に就任したのが、宮沢喜一首相の甥である宮沢洋一氏。自身の政治資金団体が、広島市内のバーで政治活動費を支出していたためだ。「その後、衆院選を経て、第3次安倍内閣で、まさかの再任。改造内閣では任を外れたものの、すぐさま重要ポストである党の税務調査会長に横滑りしています。ところが、軽減税率を巡る公明党との調整では役に立たず、党内評価はダダ下がりです」(前同)

 また、第3次内閣で忘れてならないのは、複数の金銭疑惑によって電撃辞任した西川公也農水大臣だろう。彼が辞任を決意したのは、小学生の孫に「お爺ちゃん、悪い人なの?」と言われたためとか。なんともやるせない気持ちになる。「林芳正氏が後任の農水大臣となりましたが、後日、彼の車が11年前に当て逃げをしていたことが発覚。つまり、“当て逃げ大臣”です。もうこうなったら、閣僚スキャンダルのドミノ現象ですよ(笑)」(前出の全国紙デスク)

 この他、政党助成金の一部が政治家本人に渡ったとして、政治資金規正法違反の疑いがもたれている江渡聡徳前防衛大臣(第2次改造内閣)や、わざわざ深夜に釈明会見を開いた望月義夫前環境大臣(同)など、不祥事のタネは尽きない。「望月大臣の場合、日本にエボラ熱が上陸したのではないかと話題になっていたときだっただけに、深夜に会見すると聞き、緊張が走りました。ところが、内容は自身の収支報告書に事実と違う記載をしたという釈明。しかも、亡くなった妻のミスだと言い逃れたため、速報を見たネット市民の怒りで大炎上しました」(会見を取材した記者)

 前出の鈴木氏が言う。「与野党の勢力が拮抗している状況なら、こうした脇の甘さは命取りになりかねず、引き締めがあるもの。“安倍一強”の陰で与党政治家の緊張感が緩んでいる証拠です」

 特に気が緩んでいそうなのが、安倍首相の“お友達大臣”の面々。お友達どころか“マブダチ”と目される下村博文前文科相などは、新国立競技場の白紙撤回問題や無届の後援会問題等が噴出し、国会が蜂の巣をつついた大騒ぎになるも、のうのうと大臣の椅子に座り続けた。「第3次改造内閣ではさすがに留任とはなりませんでしたが、それでも下村氏は総裁特別補佐として、今でも官邸に自由に出入りし、党と政府のパイプ役を果たしています」(党関係者)

 これまた、安倍首相の“マブダチ”である塩崎恭久厚労相は、アベノミクスの帳尻合わせに、国民の血と涙である年金資金を株に突っ込み、現在のところ株安で7兆円スッた張本人。「スタンドプレーが目立ち、安倍政権の番人こと菅官房長官とは犬猿の仲ですが、首相の後ろ盾があるため、意に介しません」(官邸筋) 相次ぐ大臣のスキャンダル同様、安倍首相が警戒を厳にしているのが閣僚による“舌禍事件”だという。舌禍事件といえば、第2次内閣で環境大臣となった石原伸晃氏が、福島の中間貯蔵施設受け入れを巡り、「最後は金目でしょ」の大暴言を放っている。「この“金目大臣”が甘利さんの後釜ですからね。先の改造で石原派は入閣なしだったため、お情けでの後任ポストをもらったのでしょう」(前出のデスク)

 口を滑らすことならこの人の右に出る者はないとされているのが、麻生太郎財務大臣だ。最近も終末医療に触れ、「さっさと死ねるようにしてもらうとか、考えないといけない」と発言。数えきれない前科がある真の“失言大臣”である。「政権発足以来、財務大臣を歴任する麻生さんは、辞任した甘利さんを凌ぐ安倍政権のキーマン。このタイミングで失言されると、さすがに政権はもたないかもしれません」(前同) 政治評論家の浅川博忠氏がこう続ける。「党内には安倍政権に不満を持つ議員が多いため、世論の反発が強まり支持率が下がると、党内の実力者からも安倍批判が出てくるでしょう。そうなると政権の求心力は低下し、防戦一方になってしまいます。政権発足後、安部首相は一度も、その状況を味わっていませんが、甘利事件によって党内力学の潮目が変わるかもしれませんよ」 “フトコロ大臣”の辞任騒動は、安倍政権の地獄の一丁目となるのか――。

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