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巨人はFA選手に総アタック? プロ野球「2017戦力補強」覆面座談会

[週刊大衆2016年10月31日号]

巨人はFA選手に総アタック? プロ野球「2017戦力補強」覆面座談会

 グラウンド外では水面下で来シーズンが始まっている。熾烈な戦いがあちこちで! あの大物の去就やいかに!!

 “本当のことではあるが、みんなが表には出さないこと”を暴いた本『言ってはいけない残酷すぎる真実』(橘玲・新潮新書)が売れている。ポストシーズン真っ盛りの日本球界にも、それはてんこ盛り。すでに動き始めている各球団の戦力補強の裏側は“言ってはいけない”話のオンパレード。そこで、取材経験豊富な記者たちに集まってもらい、自社では書けないマル秘ネタをぶちまけてもらった!

A(取材歴20年のベテランスポーツジャーナリスト) やっぱり、このオフの主役は、巨人と阪神だろうね。

B(球界上層部ともパイプを持つベテラン記者) 高橋由伸(41)、金本知憲(48)両監督とも、1年目は大目に見てもらえても、来年はそうはいかない。結局、補強するほかない。特に巨人は“FA総アタック”状態。

C(現場に強いスポーツ紙中堅記者) その2球団には限りません。Bクラスに沈んだヤクルト、中日、西武、楽天、オリックスなども、虎視眈々と補強戦線への参入を狙ってます。

D(情報分析力に優れるスポーツ紙デスク) ヤクルトなんて、真中満監督(45)就任1年目で優勝したからか、昨オフは大した補強をしなかった。この反省から、今年は積極的に動くと思う。

A 要注意は新監督となった西武と中日の動きだね。

C そういえば、西武が辻発彦新監督(57)になったのは、どういうわけなんです。てっきり、秋山幸二・ソフトバンク前監督(54)が就任するもんだと思ってた。

B 秋山の“格”と球団の条件が合わなかったんだよ。

A 西武は守備を根本的に立て直さないとダメだろうね。年間失策が101と12球団で唯一の三桁。これじゃ、いくら打っても、ザルで水をすくうようなもの。

B 辻なら広岡達朗、森祗晶両監督時代の黄金期の西武を知ってるから、きっちり立て直すはず。工藤公康監督(53)や伊東勤監督(54)を含め、当時の西武野球を知ってる世代だから、それなりの野球をやるでしょう。

C 中日はどうなんです? 森繁和監督(61)が就任したけど、辞めた谷繁元信前監督(45)より監督代行の森さんのときのほうが成績は悪くて、小笠原道大二軍監督(42)の昇格が濃厚といわれましたが。

A あのチームだけは分かんないねえ。あの成績なら普通、落合博満GM(62)がクビになってしかるべきだと思うんだけど、ちゃっかり延命。唯一の後ろ盾である白井文吾オーナーが落合を信じきってるからねえ。子飼いの森繁和が監督に就任したことは、まだまだチーム内で落合GMの権力が健在ってことなのかな。

B でも、まだ分からないよ。すでに白井オーナーの信頼を失っているという話もあるしね。落合GMの契約は1月までなんで、この後、意外な展開が待ってるかもしれない。場合によってはGMの権限を剥奪され、白井オーナー付き「シニアアドバイザー」に就任するなんて噂もある。

D 落合GMが、あまりに姿を見せないので、一部には重病説も流れてたからね。そんなこんなで、補強態勢はまったく整ってなくて、他球団のF

A 選手も“中日にだけは行きたくない”と口をそろえてる。

B 中日にはFA有資格者の平田良介外野手(28)と大島洋平外野手(30)がいるんだけど、流出の可能性が高い。驚いたことに、夏の段階でも2人にはなんの話もなかった。つまり、球団は引き止め工作すら満足にしていなかったんだ。

C いや、今になって慌てて始めてるんだけど、その窓口が球団社長。

D GMじゃないんだ。ほんとにバラバラだね。

A そういえば、大島はクライマックスシリーズの解説者として出演したテレビで、右手薬指の骨折を隠してシーズンを戦っていたことを告白してたね。

B あれは他球団への「売り込み」のサインだよ。今年の不調には原因がある。まだまだ僕の力自体は落ちてませんよ、っていう。

A 大島は巨人向きだと思うんだけど、巨人はあまり興味を示してないね。

D 一方の平田にはヤクルトと巨人が興味を示してる。外野手の欲しい阪神も、大阪桐蔭出身ということでアタックしているみたい。

A ただ、ヤクルトが60本塁打男のバレンティン外野手(32)と再契約しないのは、平田獲得の目星がついているからだとか。

C バレンティンの守備の悪さは有名ですからねえ。相手チームは、打球がレフトに飛んだらコーチャーが迷わずにグルグル手を回す。ピッチャーはたまったもんじゃありません。公称3.6億円といわれる年俸も、実際にはもっと高い。費用対効果がよくないんです。

D 素行の悪さも問題だ。一昨年、妻に対する暴行・監禁の疑いで騒がれたこともうなずけるほど性格は粗暴みたい。小川淳司監督時代、試合後に“説教”されながらコーラを片手に大好物のフライドチキンを食べていたというのは有名。選手たちからも総スカンだよ。

B よそで成功した外国人選手を獲得するのはソフトバンクや巨人の得意技。

A いや、ソフトバンクはないよ。上層部は彼の素行とムラっ気を問題視してるから「李大浩とはそこが決定的に違う。彼を取ることはない」って言ってるよ。

D メジャーはなさそうなだけに、各球団とも様子見状態だけど、巨人が動いてババを引きそう。

A 巨人は、元楽天で活躍した右の長距離砲、ケーシー・マギー内野手(34)をリストアップしてるから、バレンティンには手を出さないんじゃないかな。

B 今年で契約切れのロッテのデスパイネ外野手(30)はどうかな。本人と球団は相思相愛で、常識的に考えれば、移籍はありえないと思うんだけど。

A それがねえ、キューバ選手の場合、事情が違うんだ。所属チームは国が決めるシステムだから、本人がいくら望んでも、その通りになるとは限らない。キューバとは太いルートのある巨人がデスパイネ獲りに動いているという情報がある

B 中日は、最近はドミニカルートが有名だけど、ここにきて、キューバとのパイプを復旧させているという話もある。デスパイネだけじゃなく、キューバ選手の動向には注目だね。

C 日本人FA有資格選手で今年一番の大物といえば、オリックスの糸井嘉男外野手(35)。巨人が獲得に動き出してるようですが、巨人に合う選手とは思えない。

A 50盗塁の足に魅力がないわけじゃないけど、彼の場合、なんといっても“宇宙人”と呼ばれるほどの超個人主義が問題なんだ。サインプレーなんかも得意じゃないし、使いづらいんだよ。年齢も年俸も高いし、あえてパスする球団も多い。

B でも、阪神は前のめりになってるね。どうしても、打てる外野手が欲しいというのが金本監督の方針。糸井だけじゃなく、平田にも食指を伸ばしているし、国内FA権を獲得した日本ハムの陽岱鋼外野手(29)にも興味を示している。

C なんで日ハムは引き止めようとしないんですかね。

B あのチームは去る者は追わず、が基本だから。陽に最も熱心なのは阪神だが、巨人も負けてはいない。今のところマッチレースの様相を呈しているけど、実は楽天も興味津々。

D 注目すべきはソフトバンクの動き。陽は台湾出身ながら、福岡第一高校出身でドラフト対象だった。当時のダイエーと日ハムが競合し、日ハムが引き当てた経緯がある。ソフトバンクには柳田なんかもいて、外野手の層も厚いけど、王さんは陽の実力を高く評価しており、「ぜひ欲しい」と言っているようだね。

C FAには、他にソフトバンクの城所龍磨外野手(31)などもいる。

A う~ん、小粒だねえ。糸井や陽を含めても、例年に比べればスケールダウンしてるってのが、今年のFA選手の特徴だね。

B 日本人FAの獲得枠は2人。トレードも必要かも。

D この前、週刊大衆さんが書いてた日ハム・中田翔内野手(27)の阪神へのトレード話。興味深かったね。

A FAの前にトレードやポスティングで選手を「売り払う」というのは、ドライな気もするけど、球団経営の面から考えると正しい。日ハムは、そういうチームだから、中田のトレードだってありえない話じゃない。その意味では、“二刀流”大谷翔平投手(22)も今オフは無理でも、きわめて近い将来、ポスティングでメジャー移籍するのは確実だね。

B 国内FAを獲得したDeNAの山口俊投手(29)。投手をテコ入れしようと、巨人が調査を始めたら、なんと、本人はメジャーに行きたいと言ってるんだとか。球団も、ポスティングできるものなら、FAよりそっちがいいと言ってる。

D 日本代表歴はあるものの、山口程度の選手に買い手がつくのかねえ。

C でも、まったくない話なら、山口だって、そんなことは言わないはず。どこかのチームが動いてる可能性はありますね。

B 日本人投手の価値が高騰してるってことだね。

C そういえば、投手だと西武の岸孝之投手(31)も契約切れを迎えます。

B 巨人は、驚いたことに山口に振られてから慌てて岸に切り替えたようで、ハッキリ言って出遅れ。現状、楽天が獲得に近いらしい。

A 最近の巨人の迷走ぶりが如実に現れてるね。

B ただ、西武が簡単に岸を手放すかどうか。辻新監督は岸残留を、監督を引き受ける条件にしたって話。残留になる可能性も高い。

A うちの情報じゃ、岸は西武を出る可能性が高くて、3年7億円以上出せるのは巨人ぐらいだって話だが。

C 総じて今年は大物がいないですね。投手だけじゃない。現在の球界では捕手不足が深刻です。各球団とも、レギュラー固定の捕手がいないのも悩み。

A 楽天の嶋基宏捕手(31)は、球団との確執も噂され、出て行くのが確定的といわれていた時期もあったけど、どうも、そうではないらしいね。阿部慎之助選手(37)がキャッチャーとしては使えなくなり、小林誠司捕手(27)が伸び悩んでいる巨人としては、欲しいはずなんだけど、以前の経緯があるから、もう動けない。

B 2年前、当時の原辰徳監督が獲得を熱望して動き始め、本人もすっかり、その気だったのに、“ドラフトで小林を獲ったばかりだから”とフロントが難色を示して、立ち消えになってしまった。その後、慌てて獲得に動き出したけど、時すでに遅し。本人は、あのときの巨人の動きに相当の不信感を持ってるからねえ。

A 西武の炭谷銀仁朗捕手(29)も同じようなケースだね。昨年はFA権を行使せず西武に残留。ただ、今は評価が下がり“買い手”がつかず、西武は森友哉捕手(21)を育てるために併用していく方針のようだ。

A 見回しても“出物”はないんじゃないかな。結局、捕手不足という状況は来年も続きそうだね。

C ここまで、他球団への選手の供給源だった広島の名前が全然出てきません。

A もう、出そうな選手はみんな出ちゃったからね。ただ、黒田博樹投手(41)は引退。優勝したからといって、安易に補強を怠ると、今年のヤクルトみたいになってしまう。フロントの考え次第だけどね。

 球界では激しい駆け引きが繰り広げられているが、一寸先は闇。波乱含みで、この先もあっと驚く展開が待っているかもしれない。

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