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フィギュアスケート浅田真央、心に秘める引退と後継者たちの台頭

[週刊大衆2016年11月28日号]

フィギュアスケート浅田真央、心に秘める引退と後継者たちの台頭

「ついに、一つの時代が終わるのかもしれませんね」 スポーツライターが感慨深げに語るのは、浅田真央(26)の去就。10月23日に行われたグランプリ(GP)シリーズ第1戦で浅田は6位に沈み、ファイナルへの進出が極めて厳しい状況となった。

「明らかに、全盛期の滑りとは違いましたね。左膝の故障と、体の成熟とともに下半身に脂肪がついたことが要因でしょう」(前同)

 それでも、気丈に「トリプルアクセルを入れて、以前の自分のレベルにまで持っていきたい」と、次戦となるGP第4戦(11月12日、パリ)への抱負を語っていた浅田だが……。「そもそも、初戦でトリプルアクセルを跳ばなかったのは、膝をこれ以上悪化させないため。解説者の八木沼純子氏も“私は跳ばないでほしい”と語り、大功労者にこれ以上の無理をしてほしくないというのが、スケート界の一致した意見でした」(スポーツ紙記者)

 だが、浅田をよく知る専門誌の記者はこう語る。「それでも、真央ちゃんの跳びたいという気持ちも分かります。ソチ五輪でメダルを逃し現役続行か引退か、“ハーフハーフ”の言葉を残した後、並々ならぬ決意を持ってリンクに戻ってきた。“もう一度、自分の一番のスケートを”と誰よりも強く願っているんです」

 しかし、現在の膝の状態では、トリプルアクセルを跳びきるのも困難なのだ。「なんとも言えませんが、今季で“引退”という決断を下してもおかしくはない。それだけ、次の試合に賭けていたんですよ」(前同) そんな中、結局、GP第4戦でもトリプルアクセルを回避。9位という成績に終わった。

 その一方で、今の女子フィギュア界は史上まれにみる大豊作。次代を担う若手が、次々と育っている。「注目は、なんといっても宮原知子(18)。アクセル以外の5種類の3回転ジャンプを使うテクニシャンで、ミスも少なく“ミス・パーフェクト”と呼ばれています。昨年のGPファイナルで2位、今年の四大陸選手権で優勝と、世界王者を狙える実力の持ち主です」(前出のスポーツライター)

 今回のGP初戦で3位に食い込んだ三原舞依(17)や、日英ハーフの美貌が注目される本郷理華(20)も、5種のトリプルを使いこなす有望若手だ。「弾ける笑顔が印象的な村上佳菜子(21)は高校の後輩だし、浅田に憧れてスケートを始めた永井優香(17)は浅田の十八番『蝶々夫人』を選曲するほどの信奉者。“真央のDNA”は、確実に受け継がれています」(前同)

 そしてもう一人、その姿が昔の浅田とダブる選手が。「15年の全日本選手権で、浅田以来の中学生メダリストとなった樋口新葉(15)です。“ジェット噴射”と称される瞬発力とスピードは、どこか同じ年の頃の浅田を思い出させますよ」(同)

 これだけ多くの逸材をその演技で育ててきた浅田。何ひとつ思い残すことなく、今度こそ“自分のジャンプ”に挑んでほしい。

フィギュアスケート浅田真央、心に秘める引退と後継者たちの台頭

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