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小原玲(写真家) 「怖さよりも、いい写真を撮らなきゃという気持ちのほうが強かった」~麻美ゆまのあなたに会いたい!

[週刊大衆2017年02月13日号]

小原玲(写真家) 「怖さよりも、いい写真を撮らなきゃという気持ちのほうが強かった」~麻美ゆまのあなたに会いたい!

 では、動物写真家の小原玲さんとの対談・後編です。先週は真っ白で、ぬいぐるみのような小鳥“シマエナガ”ちゃんの撮影秘話を、いろいろと教えていただきました。そんな癒し系の小原さんですが、もともとは写真週刊誌『フライデー』のカメラマンだったそうです。それも世間を震撼させたた数多くの事件に関わっていらっしゃったようで……。

ゆま「日航ジャンボ機の墜落事故は、私が生まれる前の話ですけど、大勢の方が亡くなられましたね」

小原「はい。1985年の8月12日に起こりました。フライデー創刊の翌年のことで、僕は先輩のカメラマンと一緒に車で、行方不明になったジャンボ機を夜通し探し回ったものです」

ゆま「どこに墜落したかは、すぐに分からなかったんですね」

小原「はい。行方不明になったという情報だけで、詳細はつかめなかった。すると明け方、自衛隊のレンジャー部隊の車が走っていくのを見かけたんですね。それで“彼らが一番に救出に乗り込むはず”と考えた僕たちは、レンジャー部隊の後を追いかけたんです。ただ当然、彼らは鍛えているから山を歩くのも早い。あっという間に置いていかれて……」

ゆま「どうされたんですか?」

小原「とにかく彼らの足の踏み跡を見て、追いかけていきました。それで現場に到着できたんですが、やはり、すさまじかったです。ただ、私は救出現場の撮影担当だったので、生きている方がいました。ですが、先輩は上の墜落現場に行ったので、もっとひどかったと思います」

ゆま「そういう現場を直接見ると、精神的にもつらそう」

小原「そうですね。ただ、あの頃は自分も感覚がマヒしていたんです。怖いと思うよりも、とにかく、いい写真を撮らなきゃという気持ちのほうが強かったです」

ゆま「そうなっちゃうんですね……写真を撮りたいあまり、命の危険にさらされることなんかもありましたか?」

小原「たくさんありましたよ。天安門事件のとき、警察が空に向けて撃った銃弾が自分の体、数十センチ前に落ちたり……」

ゆま「ええ!? 当たったら、危ないですよね」

小原「ええ、死にますよ。空に向けて撃ったとはいえ、相当な速度で落ちてきますから。同じく天安門事件の直前、抗議に行く学生たちについていったら、危うく逮捕されそうになったことも。あのとき、あの場所で逮捕されていたら、危なかったと思います」

ゆま「シマエナガちゃんの写真を撮っている方とは思えないエピソードばかりです」

小原「一番危なかったのは、ソマリア紛争のときです。その日はフランス人の美人ジャーナリストと運転手、さらに通訳と一緒に地方のほうに取材へ行ったんです。すると、なぜか通訳が“今晩は、ここに泊まっていけ”と、やたら勧めるんです」

ゆま「どうして?」

小原「それが分からない。そういうとき、僕たち戦場カメラマンは、過去の経験を踏まえて、“今、何か違和感を感じないか”と思うようにしてるんです。そのときは、“今まで自分が泊まってきた場所と何が違うのか”と考え、今、違うのは、フランス人の美人ジャーナリストがいること、そして通訳がやたら宿を勧めてくること。そして、“これは襲われるかもしれない”と思ったんです」

ゆま「そうやって危険を察知するんですね」

小原「はい。ただ、すぐに断ると逆に怪しまれるので、日没の直前に運転手とジャーナリストに“逃げるぞ”と言って逃げたんです。案の定、その晩、そこの宿が襲われて、宿泊していた他のジャーナリストの方が被害に遭いました」

ゆま「怖い……まさにギリギリのところで仕事をされていたんですね……」

小原「なんだか真面目な話になりましたね。週刊大衆的には、大丈夫ですか?」

ゆま「アハハ。じゃあ、小原さんの恋愛話でも聞かせてください。カメラマンってモテそうですけど」

小原「報道の頃は正直、モテましたね。ただ、僕は結婚を3度もしているんです」

ゆま「バツ2!? それは小原さんの浮気が原因?」

小原「いやいや。僕のほうがフラれるんです。2番目の奥さんにも“あなたよりいい人が見つかった”と言われて離婚されました」

ゆま「そうなんだ……。でも、小原さん、最高です(笑)。今日の対談はすごかったです。シマエナガちゃんのかわいいお話から、事件や事故の怖い話まで」

小原「こちらこそ、楽しかったです。ゆまさんを見ていると、シマエナガを思い出しますね。ゆまさんも大きな病気をされて、いろいろとつらかったはずなのに、こうやって前向きに明るく頑張っていらっしゃる。シマエナガはつらいのかどうか分からないけど、あいつらも、いつもニコニコしているんですよね。見ているだけで、癒されます」

ゆま「うれしい! 今日はありがとうございました」

小原玲 おはら・れい
東京都出身。フライデー専属カメラマンを経て、報道写真家に。天安門事件、湾岸戦争、ソマリアの飢餓などを取材。その後、動物写真家に転身し、出版した『アザラシの赤ちゃん』は大ヒットとなる。地球温暖化問題にも取り組んでいる。

麻美ゆま あさみ・ゆま
1987年生まれ、群馬県出身。2005年にデビューし、ブレイクを果たす。セクシーユニット『恵比寿マスカッツ』のメンバーとしても活躍。現在はタレントとして活動。待望の初のミニアルバム「SCAR Light EP」(ポニーキャニオン)は絶賛発売中!

小原玲(写真家) 「怖さよりも、いい写真を撮らなきゃという気持ちのほうが強かった」~麻美ゆまのあなたに会いたい!

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