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吉野家、富士そば、餃子の王将…有名チェーン店「激ウマ裏メニュー」知っ得情報

[ヴィーナス2017年08月04日号]

吉野家、富士そば、餃子の王将…有名チェーン店「激ウマ裏メニュー」知っ得情報

 王将、吉野家、鳥貴族……俺たちの味方を100倍楽しむ秘伝を伝授。全店共通の隠れレシピから限定店舗だけの“幻の一品”まで!

 腹が減ったときに無性に恋しくなるのが、牛丼や居酒屋などのチェーン店。知らない土地であろうと同じ味、同じ品質のものが食べられる安心感は絶大だ。だが、知っているだろうか? 同じ看板を掲げてはいても、その存在を知る者しか食べられないメニューがあることを……。

「チェーンだからすべてが画一的というわけでもなく、実は、限られた店舗でしか食べられなかったり、知っている人しかオーダーしない“裏メニュー”が存在することもあるんです」(食ライターの徳山幾多郎氏)

 聞き捨てならないぞ……というわけで、その“幻のメニュー”を、いざ探索!

 まずは、牛丼チェーンの雄・吉野家。街でオレンジの看板を見た瞬間に腹が鳴ったことのある人も多いだろう。だが、実は一部に“裏の吉野家がある”という。

「看板も外装も黒い“黒吉野家”が、全国に何店舗かあるんです。なぜか公式にアナウンスされていない、まさに“幻の店舗”なんですよ」(前出の徳山氏)

 それは気になる……だが、たとえば京都などで周囲の街並みと合わせて看板の色をおとなしくするような、景観保全の一環なのでは?

「ですが、うち1店舗があるのが、オタクの聖地・秋葉原ですからね。あんなハデな街で、そんな取り決めはないでしょう」(前同)

 百聞は一見にしかずということで、徳山氏と秋葉原へ。JRの駅のほど近く、確かにその店舗は実在した。店内に入ると、今風にモダンな内装ではあるものの、他に変わった点は見当たらない。「?」と思いつつメニューを開くと「から揚げ丼」という見慣れない名前が。近年「牛すき鍋」「豚カルビ生姜焼丼」など新たな試みを続ける吉野家だが、こんなものは見たことがない。

「これが“黒吉野家”の秘密です。きっと、ここは新規メニューがアリかどうかを確かめる“実験店舗”なんですよ」(同)

 他にも、牛丼にから揚げが乗った「から牛」、てりやきソースを絡ませた「てりたまから揚げ丼」、タルタルソースがドカッとかかった「タルタルから揚げ丼」などがある。さっそく、記者は「から牛」を、徳山氏は「タルタル」を注文。提供された丼には、牛丼に紛う方なきから揚げが乗り、さらにキャベツの千切りと、別途でマヨネーズの包装も。

「ごはんと一緒に肉を豪快にかき込む」というのが牛丼の醍醐味だが、から揚げでできるかな? と思ったものの、ひとくちかじってから瑞々しいキャベツと一緒にガガッとかき込めば、牛丼とはまた違った絶妙な、から揚げの濃い味とシャキシャキ感のハーモニー。

「これは、イケる……!」見れば、徳山氏も隣でうなずくことしきり。タルタルのほうは、より甘みとコクが加わるようだ。

「手軽にガッツリいきたい人にはぴったりですね。から揚げを揚げるフライヤーの導入や揚げ時間などのハードルはあるでしょうが、ぜひ頑張って提供店舗を広げてほしいです」(徳山氏)

 そう、こうした限定メニューはしばしば「設備やオペレーションを増やさねばならず、コストも時間もかかる」という難点があり、なかなか一気には広がらない。逆に、それゆえの“裏メニュー”とも言えるのだ。

 吉野家が牛丼の雄なら、そばチェーンの盟主とも言える富士そばにも、同様の裏メニューがある。

「そば屋なのに、本格ラーメンが出てくる店舗があるんですよ」(前同)

「そばか、うどんか」を聞かれることはあっても、ラーメンとは、これいかに? さっそく、その限られた店舗の一つ、JR代々木駅前店へ。確かに、店頭には「煮干しラーメン」のポスターが貼られている。券売機で「ラーメン」のボタンを押し、食券を出して待つこと3分。本当にラーメンが出てきた……!

 具はチャーシューとメンマ、ワカメに味玉、そして、もう見ることが少なくなったナルトが入っているのがうれしい。麺はツルツルでコシも十分、スープのほうも、しっかり取られた煮干しダシが効いた濃厚なもの。十分に満足できる味だ。ホームページで提供店舗を公開しているので、一度は食べておくべきだろう。

 麺といえば、たっぷり野菜でヘルシー派に人気の長崎ちゃんぽんチェーン、リンガーハットにも、幻のメニューが存在する。

「こちらは他とはやや趣が違い、ちょっとした高級路線。なんと、1200円の“ふかひれ姿煮ちゃんぽん”なんです」(徳山氏)

 通常のちゃんぽんとは違い、醤油ベースで、他の具は水菜にもやしだけとシプルに抑えた上品な裏メニュー。提供店舗も、銀座や横浜、神戸などハイソなイメージの場所が目立つ。

「この値段を許容する場所ということもあるんでしょうが、実はこれ、東日本大震災の復興支援のために考案されたもので、宮城気仙沼産のふかひれを使用しているんです。純国産で生産量も多くないので、提供店舗が限られるんでしょう」(徳山氏)

 裏メニューのさらに裏には、知られざるドラマも隠れていたというわけだ。

 さて、ここからは比較的多くの店舗で可能な“裏オーダー”を検証していこう。まずは、腹ペコ党の強い味方・餃子の王将だ。

「王将といえば、文字通り裏メニューの“王様”です。天津飯のあんをエビチリにする“エビチリ天津飯”、餃子にマヨネーズをつける“マヨ餃子”など、パンチのあるものが多いですね。天津飯のご飯をチャーハンに変更する“天津チャーハン”など、人気すぎて正式メニューに昇格したものもあります」(前同)

 ちなみに、マヨネーズはふつう卓上には置いておらず、頼んで初めて出てくる。

「餃子の本場、神戸では味噌ダレで食べるという食べ方があるんですが、店舗によっては、この味噌ダレも出るので、聞いてみるといいでしょう」(同)

 また、餃子そのものも“裏オーダー”が可能。

「パリパリが好きな人には“よく焼き”“両面焼き”にも対応。新鮮な食感で、クセになりますよ」(同)

 こうしたカスタムの多様性もまた、王将の魅力の一つ。愛されるのも納得だ。

「全品280円」でおなじみの鳥貴族にも、カスタムメニューが存在する。

「こちらは至ってシンプルで、通称“マヨ貴族”“マヨから”と呼ばれるマヨネーズカスタムです。どこの店舗で“マヨネーズをかけてください”と頼んでも、キレイに盛りつけされて出てきますよ」(同)

 鶏の脂とマヨネーズは相性抜群。頼むほうも気楽なので、ぜひ試すといいだろう。

 鶏といえば世界の山ちゃんにも、違った味が楽しめる隠しメニューがある。

「店舗によりますが、お願いすると手羽先を天ぷらにしてくれるんです。しかも、骨も抜いてくれる。ポン酢や塩などをもらってつけて食べれば、さっぱり味を堪能することができます。手羽先に飽きたら、これを頼み、また手羽先に戻る……という、濃い味とさっぱりの無限ループで、いつも、ついつい食べ過ぎてしまいますね(笑)」(同)

 手羽先……いや、小手先のアレンジではない本気の裏メニュー、食べると病みつきになること請け合いだ。

 近年、なぜか全国的に人気のたこ焼きチェーンにも、裏メニューが存在する。

「築地銀だこのたこ焼きは、カリッとした食感を出すため、仕上げに油をかけて揚げ焼きにしています。これはこれで絶品なんですが、本場、大阪のふわふわのたこ焼きとは別物。ですが“揚げないでください”とオーダーすれば、本場のふわふわ食感を楽しむことができるんです」(徳山氏)

 頼んでみると、確かに子どもの頃に縁日で食べたような、うっかりすると破れてしまいそうなふわふわ食感。思わず「これや!」と声が出てしまった。が、提供に通常より長めの15分ほどかかったため、時間のない方は要注意かもしれない。

 最後に、そばチェーンをこよなく愛する徳山氏が、最近ハマっているという裏メニューをお教えしよう。

「これは裏メニューというよりトッピングの工夫なんですが、富士そばの“コロッケそば”を使って、“コロッケポタージュそば”というのを楽しんでます。通常、コロッケそばには汁そばにコロッケが一つだけついていますが、これに、お好みであと2~3個コロッケを追加。そして、汁でふやけたコロッケをガシガシとバラすんです。そのうち、具のマッシュポテトが汁をいい感じに吸ってきて、ドロッとしたポタージュ状になるんですが、これをそばに絡めて食べると絶品ですよ」

 実際試してみると、富士そばのコロッケは三色のミックスベジタブルを使っているため野菜を食べた気にもなるし、ふやけた衣がやや肉っぽい食感でもあり、確かにいつものそばとはまったく違う、初体験の美味。具が溶けた汁も、思わず全部飲んでしまった。

「日本のチェーン店文化は奥が深いですからね。“今日は○○でいいか”という消極的な選択でなく、“攻め”としてチェーン店を選べば、新鮮な楽しみがありますよ」(徳山氏)

 いつもの店でガラリと違う体験ができる“裏メニュー道”。ぜひ一度、踏み込んでみてはいかがだろうか。

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