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【武豊】不完全燃焼だった3日間競馬でした

[週刊大衆2017年11月27日号]

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 秋華賞、菊花賞、天皇賞(秋)と続いた秋のG1戦線第1弾と、エリザベス女王杯から始まったG18連戦の間で行われた変則3日間競馬は、いま一つ、消化不良のまま終わってしまいました。スタートは、プリンシアコメータをパートナーに挑んだ交流G1「JBCレディスクラシック」です。

――スタート次第では、先頭へ。思い描いた最高のカタチでレースを運び、直線半ばでは、“いける!”という確かな手応えをつかんでいました。わずかに狂いが生じたのは“ここが、勝負どころ”という最後の叩き合いのときです。急追してきたララベルが内にささり、馬体が接触。審議の結果、騎手に2日間の騎乗停止という裁定が下りましたが、降着には至らずということでクビ差の2着。最後にもう一度、盛り返していただけに、あれがなかったら……という悔しさが残りました。

■交流G1のJBCクラシックは4着

 キタサンブラックの激闘を受け継ぎ、そのままいい流れに乗りたかったのですが、これで勢いが削がれたのか、続く、アウォーディーとコンビを組んだ、同じく交流G1「JBCクラシック」は、力を出しきれず、4着に終わってしまいました。パドック、返し馬での感触はまずまず。状態も良さそうだし、レース前半は、このところの成績不振につながっていた気難しさも影を潜め、ダート転向後、破竹の6連勝を飾り、ダート界の頂点に上り詰めた頃の彼に近いものがあっただけに、敗因に関しては首をひねるしかありません。

 この2戦を含め、3日間の成績は、17鞍に騎乗して1着2回、2着6回、3着3回。自分自身、満足できる数字を挙げることはできませんでした。

■G2レースやディープインパクト産駒など、2歳戦で好走

 とはいっても、悪いことだけではありません。G2「京王杯2歳S」に挑んだアサクサゲンキ(3着)は、今後に期待を抱かせる走りを見せてくれました。ベストは1200メートルだと思いますが、1400メートルのレースで勝ち負けのレースができたことは、大きな収穫でした。

 2つの白星を挙げた2歳戦は、どちらもディープインパクトを父に持つ厩舎の期待馬、松永幹夫厩舎のウォルビスベイと、安達昭夫厩舎のサウンドキアラです。中でもサウンドキアラは、乗り味も良く、瞬発力にも魅力を感じました。

■今週はG1マイルチャンピオンシップ!

 ケガのため1週お休みをもらいましたが、今週の日曜日は、ジョーストリクトリとともに、G1「マイルCS」(芝1600メートル)に挑みます。

■武豊 プロフィール
1969年3月15日、京都生まれ。1987年の騎手デビュー以後、通算4000勝、日本人騎手初の海外G1制覇、年間200勝突破など数々の金字塔を打ち立て、現在も活躍中。

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