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佐世保同級生惨殺事件「殺してみたい」子どもたちの闇

[週刊大衆08月18日・25日合併号]


「僕は『声優のアイコ』に薬を盛られました」


「人を殺してみたかった」女子高生が同級生の松尾愛和さんを殺害、頭部と左手首を切断し、腹部を"解剖"、世間を震撼させている長崎県佐世保の惨殺事件。事件を起こしたA子(16)が語った冒頭の"動機"を耳にし、「00年に愛知県豊川市の男子高校生が老女を殺害した事件を思い出しました」と言うのは、ノンフィクションライターの藤井誠二氏だ。

氏は書名もズバリ『人を殺してみたかった愛知県豊川市主婦殺人事件』(双葉文庫)を著しているが、「加害少女が語っていることや態度が当時取材した少年と瓜二つで、正直ゾッとしました」

この当時17歳の少年は老女がもがき苦しみ死んでゆくさまを"観察"、事件後、出頭した際は反省の色も見せず、「どうせ殺すなら将来の時間の短い老人がいい」と語ったのだという。


89年に発覚した足立区の女子高生監禁コンクリート詰め殺人事件に迫った『17歳の殺人者』(朝日文庫)の著書もある藤井氏は少年少女たちが起こす陰惨な事件について、こう語る。

「16~17歳というのは、一番子どもたちに変化が出やすい時期なんだと思います。大人になりかかる、人生で最も楽しいと同時に自らを取り巻く状況も大きく変わる時期でもあり、危険な欲望が爆発、暴走してしまうんです。その時期さえ通過してしまえば、抑えられるようになるんですが……」

そして、こう嘆息する。

「人を殺すことに善悪の価値を持てない子は何万人に一人の割合で必ずいる。もちろん、予兆がない場合もありますが、多くの場合、問題のある子はこの年頃に"ある種のサイン"を出しているようです。佐世保の加害少女も猫を虐待していたようですが、こうしたことを甘く見てはいけない。米国などでは重大な情報として対応しているんです。そのときどきに適切な対処をしていれば……」

氏の言うように「一人ひとりに即した細かい観察と注意が不可欠」なのだろう。

佐世保同級生惨殺事件「殺してみたい」子どもたちの闇

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