■4日目にカメラマンがダウンしましたね(笑)

 あるとき、僕の生活を密着取材したいと言われたことがあって、僕は条件を出しました。朝、鎌倉の自宅を一緒に出て、1日中同じように行動しろ、と。

 早朝5時半に出発して、朝、昼、夜の番組をやりながら合間に『ニッコク』の仕事をして、その後に飲んで、だいたい深夜2時半頃に帰宅。シャワーを浴びて、数時間仮眠を取って、また5時半に出発する。4日目にカメラマンがダウンしましたね(笑)。

 でもね、それが僕の日常だったし、全然無理はしてなかったんです。

 なんというか、うまく言えないけど、仕事と人生を両立している感じでした。「やらねば!」という気持ちじゃなくて、自然体でやっていたからできたことだと思っています。とにかく、しゃべることが大好きだから。

 2012年に最愛の妻を亡くしてからはひとり暮らしをしていますが、今も僕は家でしゃべっています。

 ひとり言じゃなくて、“ひとりしゃべり”です。何が違うのかというと、しゃべりには「相手」がいる。山に向かってしゃべり、海に向かってしゃべる。すると、運動して汗を流したときのように、スッキリする。

 77歳を迎え、僕も世間では老人と呼ばれる年齢になってきました。「オレも老人になったな」と思うのは、ヨロヨロしながら階段を上るとき。でも、銀座のクラブの階段を下りるときは「オレはまだまだ老人じゃない」と思いますね。ネオンを見ると体がカァッとするんです(笑)。

みのもんた
1944年生まれ。東京都出身。1967年、文化放送に入社。『セイ! ヤング』の初代パーソナリティを務めるなど、アナウンサーとして活躍。1979年にフリーに転身。『プロ野球珍プレー・好プレー』のナレーションでブレイクし、以降、多数のレギュラー番組を持つ人気司会者として活躍。

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