■この風潮に異議を唱える俳優も

「こういう不祥事のたびに“仮面ライダー俳優”と出てくる風潮に02年に『仮面ライダー龍騎』にて2号ライダーの“秋山蓮/仮面ライダーナイト”を演じていた松田悟志さん(43)が異を唱えたのも話題になっています」

 松田は4月8日に、

《悪いニュースがあった時に限って「仮面ライダー俳優」という言葉を添えないでほしいです🥺

べつに「俳優」で良いと思うけどなぁ。。》

《もし僕が不倫とかして夜の密会でもしようものなら、きっと『仮面ライダー俳優、夜の大変身!』と書かれるんでしょうね🤣

悔しいけど、自分が記者さんだったらこれ、絶対に書いてしまうなぁ笑←やめろw》

 とツイート。結果的にリプライ欄は仮面ライダー用語にちなんだ大喜利となって盛り上がったが、過去にも01年の『アギト』で映画限定のライダー『G4』を演じた唐渡亮が、09年に酔って交番の窓ガラスを蹴って逮捕されてしまったんですが、当時の『日刊スポーツ』の見出しは『唐渡亮が交番に“ライダーキック”で御用』だったのを考えるとシャレにならない。

「キャラと現実の役者を一緒にしてしまう気持ちは分かりますが、分けて考えたいですね。

 もっとも、後ろめたさのない熱愛報道とかならまだしもこういう不祥事を起こされたらファンや子供は傷つくに決まっているし、スタッフもカツカツの制作現場やセクハラは時代にそぐわなくなってきている、というのを今回の騒動を機に改めて考えてほしいものです」

 菅田将暉の『仮面ライダーW』主演に代表されるように、近年、若手俳優の登竜門となっている『仮面ライダー』。その名前を、汚してはならないー-。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5