キンプリ・永瀬廉主演『新・信長公記』みやび・山田杏奈に母親の姿を見た信長、武田信玄・満島真之介も加わり佳境を迎える裏切りの行方の画像
※画像は日本テレビ『新・信長公記』公式サイトより

 King & Princeの永瀬廉(23)主演の『新・信長公記~クラスメートは戦国武将~』(日本テレビ系)は、名だたる戦国武将のクローンが15歳の高校生になって名門不良高校に集結し、学園の天下統一を目指して争い合うドラマだ。4話は、徳川家康小澤征悦/48)に翻弄されるクラスメイトと、ブレない織田信長(永瀬廉)を相手に暗躍する黒田官兵衛(濱田岳/34)に目が離せない展開だった。

■母の教え「和の心」を重んじる織田信長

 特進クラスが家康に翻弄される中、マイペースでブレない信長がいい。教室の窓際にいて、干し柿を口にしながら遠巻きに見ているのは、戦の流れを冷静に見極めているようにも見える。それは、戦との向き合い方を幼少から母親に教えられ、しつけられてきたからだろう。

 生まれ持ったDNA、織田信長のクローンとしての血だろうか、子どもの頃から喧嘩は誰よりも強く、負けることが嫌いな子だったのだろう。喧嘩をした後に母親に叱られ、抱きしめられたぬくもりと。愛のある言葉が脳裏に浮かぶ。

「争いからは何も生まれないの。相手を思いやる和の心を持ちなさい」と。これまで信長が喧嘩の場面に鉢合わせすると、一瞬目を離したすきに敵全員が倒れているくらいに強いのだが、その力を誇示することもない。まさに「能ある鷹は爪を隠す」の風情なのだが、知力でも武力でも最強である家康と、軍師で名を馳せた黒田には、その本質を見抜かれているようだ。

  1. 1
  2. 2
  3. 3