ネット、スマートフォンの普及により、視聴者離れが止まらないテレビ界。全局、全番組が厳しい戦いを強いられるなかで、視聴率が悪ければ即、番組終了となってしまうのが現状だ。
「今、その残酷さに晒されているのが、フジテレビのお昼の情報番組『ポップＵＰ！』ですよね。同番組は今年４月４日にスタートしたんですが、早くも打ち切りとなることが報じられています」（ワイドショー関係者）
８月２６日、『ポップＵＰ！』が年内で打ち切りになる、と『週刊女性ＰＲＩＭＥ』が報じ、その後、複数の週刊誌やスポーツ紙が同番組の打ち切り話を伝えている。
局内では早くから打ち切り話も浮上していたようだが、６月にはチーフプロデューサーにパワハラ疑惑が報じられて番組を離れることになり、この流れが加速したという。
平日の帯番組は通常、最低でも２年ほどは続けることが常識となっているが、６月に社長に就任した港浩一氏（７０）の強い意向もあり、年内での打ち切りが決定した、と８月３０日発売の『週刊女性』（主婦と生活社）は伝えている。
「『ポップＵＰ！』は、『めざましテレビ』などを手掛けている情報制作局が制作していますが、来年スタートの新番組は港氏の古巣であるバラエティ制作班が担当するといいます。『週刊女性』の記事では、麒麟・川島明さん（４３）がＭＣを務めるＴＢＳ朝のバラエティ番組『ラヴィット！』が好調のため、フジテレビは『笑っていいとも！』のような昼のバラエティ番組を想定しており、ＭＣには元ＳＭＡＰの中居正広さん（５０）やナインティナインの名前も挙がっているとありますね」（前同）
■明石家さんまも新番組ＭＣに名乗り!?
制作会社関係者は話す。
「年始から始まるというフジテレビのお昼の新番組のＭＣに、中居さんやナイナイの名前が上がっているとのことですが、フジテレビの予算面から考えると彼らのような大物にはオファーできないのでは、と思えます。
『ポップＵＰ！』の前番組、『バイキングＭＯＲＥ』は、ＭＣの坂上さん始めレギュラー陣の毒舌が物凄くて、政治家や芸能プロダクションからのクレームがあまりに多かったことが番組打ち切りの原因だといいますが、同時に坂上さんの１回１２０万円という高額ギャラがネックになっていたとも言われています。金欠は全局共通の話ではありますが、フジのそれは変わってはおらず、『バイキングＭＯＲＥ』の後継番組の『ポップＵＰ！』は予算がなさすぎて、自局のアナウンサー２人がＭＣを務めているほどですからね。
９月１７日、明石家さんまさん（６７）が自身のラジオ番組で、新番組のＭＣ名乗り出ようか迷ってる、なんて言っていましたが、ギャラ面を考えるとさんまさんにお願いするなんて絶対に不可能。“日本一のＭＣ”とも称される中居さんや、人気レギュラー番組を抱え大型特番のＭＣも任されるナイナイもギャラが安いわけがなく、両者が週５日のお昼の帯番組の司会を務めることは考えづらいのですが……」
だが、芸能プロダクション幹部はこう話すのだ。
「新番組のＭＣは、すでに中居さんにほぼ内定している、と聞こえてきています」
