■『金スマ』も危うい中居正広はギャラダウンに応じる!?

 前出の芸能プロダクション幹部は続ける。

「フジテレビは予算がない。中居さんほどの一流タレントがそんな金欠のお昼の帯番組のMCを受けるのか? と思えるでしょうが、その“ほぼ内定済み”話のウラには3つの“理由”があるんです。

 1つは中居さんがフジテレビのお昼に愛着を持っていること。彼は1994年4月から、フジのお昼の伝説の番組『笑っていいとも!』のレギュラーを最終回まで10年間務めましたからね。現在、誰も見てないという状態で、テレビ東京にすら負けてしまっている“古巣”の壊滅状況を救いたい、という思いに至っても不思議ではないでしょう。

 そして2つ目は、問題視されているギャラの件ですね……」

 元国民的グループSMAPのリーダーで、数々のバラエティ番組の司会を務めてきた中居。現在もMCを務めるレギュラー番組を3本も抱える彼は、そのギャラも高額なはず。

「ゴールデンのMCなら1本150~200万円は取るのではないでしょうか。しかし、中居さんは今、窮地にあるんです。近年、彼の番組は視聴率が低迷気味で、『新・日本男児と中居』(日本テレビ系)、『中居大輔と本田翼と夜な夜なラブ子さん』(TBS系)など次々と番組が終了していっています。

 そして、中居さんのMC業の“一丁目一番地”とも言える金曜日の夜のバラエティ番組『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)も今、風前の灯火の状況にある。かつては世帯視聴率が20%を超える超人気番組でしたが、最近は二桁に乗ることはなく、6~7%台。テレビ各局が重視する13歳から49歳までのコア視聴率も2%台前半という寂しいものです。TBSはすぐに打ち切りにしたいのが本音。しかし、中居さんの人の良さ、関係性の深さからなかなか終了を言いだせない状態、と言われていますね。

 ただ、この状態の『金スマ』が長く続くことはない。中居さんとしてはそれを見越して準備をしておかないといけないわけです。その場合、ギャラが通常よりかなり安くても週5日ある帯番組は大きいですよね。年間にすれば大きな額になりますから。

 中居さんがジャニーズ事務所を辞めて、現在、個人事務所の社長を務めていることも大きい。事務所のスタッフを食べさせていかないといけないわけで、そのためには多少のギャラダウンは受け入れるのではないでしょうか」(前同)

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