■突如勃発した「移籍トラブル」

 順風満帆な女優人生を歩みつつあった森だが、2021年1月14日に公式インスタグラムアカウントとともに当時所属していた事務所ホームページの森のプロフィールが削除され、騒動に発展。10日後の同24日にはソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)と森がエージェント業務提携することが発表された。

 当時スポーツ紙などでは、森サイドが前事務所に対して2020年12月に契約解除を申し入れ、2021年以降も契約が残る中で、1月中旬までに契約終了が決まったと報じていた。

「期間中の契約解除となる場合、申し入れから早くても3か月、一般的には半年後という例が多い。そう考えると、森の移籍はかなり強引だったことがわかります。週刊誌などでは、森の母親が強引に移籍を進めたとも報じられていましたが、母親は業界では有名なステージママ。娘の撮影現場に勝手に来ては、共演者と連絡先を交換しようとしたり、娘がOKを出している仕事にNGを出したこともあったとされていますよね」(夕刊紙記者)

 移籍劇も、母親を含めた森サイドが事務所からもらうギャラの安さを指摘して、弁護士を立てて労働基準法を盾に「いつでも辞められる」と、強気な姿勢で移籍交渉に臨んでいたという報道もあった。

■“バータードラマ”も不発……

 前出の芸能プロ関係者が続ける。

「結果的に、現事務所とエージェント業務提携という形に収まりましたが、専属契約ではなく業務提携となったのは、現事務所も母親の言動を警戒したからだ、とささやかれています。

 この移籍劇が響いたのか、CM契約はあったものの、地上波出演は目に見えて減りました。ここ最近の仕事も、同じ事務所の俳優や女優の“バーター”ばかりですからね」

 2021年4月にはロッテ「パイの実」、同9月には「雪見だいふく」のCMに新たに起用された森だが、同じ事務所の土屋太鳳(27)が出ていたCMが好評で、彼女が卒業する際にスポンサーサイドが「良い方いらっしゃいますか?」となった結果、事務所サイドが推薦して森に決まったと言われている。

 森は今年1月クール、1年以上ぶりに連ドラ『逃亡医F』(日本テレビ系)に出演したが、これも同じ事務所に所属する主演の成田凌(28)のバーターでの起用だったという指摘もあった。

「ドラマの平均世帯視聴率は7.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、かなり厳しい数字でした。森さんだけが悪いわけではありませんが、久々の連ドラがかなりすべってしまったわけです。9月17日放送のスペシャルドラマ『ガリレオ 禁断の魔術』(フジテレビ系)にも出演しましたが、こちらも森さんの出演はそれほど話題になりませんでした」(前同)

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