■テレ朝開局65周年を「相棒完結編」で大々的に飾る!?

 2024年2月1日に、テレビ朝日は開局65周年を迎える。当然ながらテレ朝の看板コンテンツである『相棒』も何らかの動きがあると思われるが、水谷は8月11・18日号の『週刊新潮』(新潮社)の短期連載「初の語りおろし自伝」にてこう話していたのだ。

《実は、ソリ(反町隆史・48)がいる間に、これまでの相棒たちを全員集めて映画を作りたかったんです。コロナの影響でうまくいかなかったけど、番組が終わるまでにはやりたいね、という話になっています。映画なら、みんなを集める話ができるし》

「歴代相棒」の集結――。準備期間も踏まえると「あと2年」というのは、リアリティのある話だ。

 これまで「相棒」は4人いた。

 1人目は、単発ドラマ時代(00年)からseason7(08年)まで相棒を務め、今回復活した寺脇演じる亀山薫。

 2人目はseason7(09年)~season10(12年)に及川光博(52)が演じ、警察庁長官官房付に異動した2代目相棒の神戸尊(かんべ・たける)。

 そして、直近の4人目の相棒が、元法務省という異色の経歴を持つ4代目相棒の冠城亘(かぶらぎ・わたる)。登場回数でも1位だった亀山を抜くseason14(15年)~season20(22年)の約7年半活躍し、最終回で公安調査庁へ異動した。

 こうした話題の際、必ず問題になってくるのがseason11(12年)~season13(15年)にて3代目相棒だった甲斐亨(かい・とおる/通称カイト)の存在についてだ。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4