■出演が絶望的な「成宮寛貴・カイト」にも言及

「神戸は“相棒”を辞めてからも警察組織にいるので何度も再登場しているし、冠城も公安調査庁も警察に近い組織なので、再登場は容易に想像できます。

 しかし、カイトの場合は、season13で“実は裏で犯罪者を闇討ちしていたのが発覚し、逮捕されて警察を懲戒免職される”という最悪の退場劇だったこと、現実でも演者の成宮さんが2016年に個人的なスキャンダルの影響で芸能界を引退し、再登場も絶望的……。

 しかし、これについても水谷さんは、『週刊新潮』のインタビューで言及していました」

 水谷はインタビュアーにカイトが刑務所に入っている件を聞かれると、《そこは難しいんですよ。他の相棒と同じように復帰はできない》と話しつつも、

《だから、違う形で再会できるといい。右京としては、やはりみんなに会いたい日が来るでしょう。大変なときもあったけど、いい時間も共に過ごしてきているので、相棒たちに会いたいなと思う気持ちは当然あるわけです》

 と、「カイトと右京の再会」を望んでいたのだ。

「もし成宮さんが“オールスター映画”に出演できるとしたら、“刑務所内でしか得られない情報を伝える”といった展開などが想像できるし、最悪の場合は本人が出られないとしても、写真や過去映像などをうまく使えば“裏側で協力していた”と存在を示唆させることは可能でしょう。

 テレビシリーズを2024年までに完結させて、最後のグランドフィナーレとして、テレ朝開局65周年記念映画『相棒 ―劇場版V― 歴代“相棒”オールスター』といった作品で有終の美……という華々しい未来が迫ってきているのかもしれませんね」(前同)

 水谷の夢であるオールスター映画を2024年に公開し、『相棒』の歴史にピリオドを打つことになるのか? いずれにしても『相棒』のフィナーレは、刻一刻と迫ってきているようだ――。

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