■仲本さんが生前最後に綴ったツイッターは……

 また、仲本さん自身も18年に『文春オンライン』で、

《もちろんやりますよ。当日はみんなに集まってもらって、昼の12時から1時間くらい準備運動をしました。僕が一番気をつけたのは、タレントさんに絶対ケガさせちゃいけないってこと。だから無理させないようにして、このタレントさんなら、ここまでできるなって想像しながらコントを作りました。でも、それ以上にやってくれる人もいましたね。西城秀樹君とか、にしきのあきら君とか、運動神経が抜群だから。彼らは現場にきて、こっちが「えっ、大丈夫」って思うようなこともやってくれました。》

 と話しており、ドリフの収録現場でも周囲への気配りを欠かさなかったことが分かる。

 そんな仲本さんについて、落語界のレジェンドだった立川談志さん(享年75)は、過去に爆笑問題と元宝塚女優の道平陽子(52)がMCのNHKBS2で放送された対談番組にて、

「仲本工事の偉いのは、見事に自分のパートを守ってるだろあいつ」「客観的に思わせるのはすごいと思ってね。ちゃんとぶつかる役だとか、見事にこれをやってますね」

 と称賛していたこともあった。

「仲本さんは、志村さんがドリフに加入するまでは、加藤さんとツートップ状態だったんですよね。

 奇しくも、仲本さんの生前最期のツイートは《本人の意思とは異なる第三者からの投稿があったため削除しました》と報告されているものなので、事実上最後の本人ツイートは志村さんに関するものでしたね」(前出の夕刊紙記者)

 10月2日に東京・松坂屋上野店で行なわれた『志村けんの大爆笑展(東京)』で仲本さんは初日の「オープニング店長」を務めた。

 そして、10月14日にツイッターを更新。

《今日は、高崎タカシマヤ「志村けんの大爆笑展」にブーたんと行ってきました。笑顔も二倍です。楽しかったなァ。志村も喜んでくれたかな。》

 とつづり、高木とともに、展示されている「リアルバカ殿様」と一緒に撮った写真を投稿していたのだ。

 いかりやさん、志村さんに続き、仲本さんが旅立ってしまったザ・ドリフターズ。あらためて、ご冥福をお祈りいたします。

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