■たびたびSMAPメンバーに黒歴史気味に語られる映画『シュート』

「まだ役者としてのキャリアが浅く、プロ意識が低かったこと、演技力の拙さなどから、SMAPのメンバーはこの作品について語る際、若干、“黒歴史”にしてるフシがあります。

 草なぎ剛さん(48)に至っては、“撮影中なのに散髪して試合中に髪型が変わってしまう”という若手でもしないようなレベルのミスをして怒られた挙句に逆ギレした、という話を昨年10月3日放送の『7.2新しい別の窓』(ABEMA)でしていました」

 稲垣が急きょ参加した件については、1993年放送の『嘘でもいいから』(日本テレビ系)のことだと2017年に『編集長 稲垣吾郎』(文化放送)で明かしているほか、運動音痴なのに「ブラジル帰りの天才」を演じたのを、

「もうね、思い出したくもないですよ、別に」「“(リバイバル上映で)劇場内で時折笑いが起きてた”って辱めですよね。どっちかって言うと。う~ん……まぁ、いいんじゃないでしょうか」

 と微妙なコメントをしたこともあるほど。実はボールをシュートするシーンは、蹴るフリだけして横のマシンで飛ばしていたそうだ。

 木村も、2017年にサッカーW杯予選で盛り上がっていた時期に『木村拓哉のWhat‘sUP SMAP!』(TOKYOFM)で本作に触れていたが、

「映画『シュート!』の話をするっていうのは、わりとなんか個人的にはテンション下がる~っていう」

 としており、当時の演技力について、

「僕がやらせていただいたのは天才ストライカー的な役だったんですけど、今だから言える話じゃないかなと思うんですけどこれ、(サッカーが上手いようには)見えないですね……」「正直、このDVDソフトを今、クリリン(ディレクター)に手渡されたんですけど、撮り直したいって言う感じです。はい……」

 と嘆いていたこともあった。

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