■美肌効果や精力増強、力道山も

 第7位はハモの焼き物(京都府)だ。

「ハモは、“西のウナギ”と呼ばれるほど栄養満点。さらに、夏が旬なので、今の時季に精をつけるにはうってつけの食材です。ビタミンAが豊富で、美肌・美髪といった、見た目の若返りにもつながります。さらに、ウナギと同様に亜鉛が豊富なので、精力増強が期待できます」(前同)

 第6位には馬刺し(福島県)がランクイン。

「会津で馬刺しを食べる習慣を広めたのは、意外な人物なんです。昭和30年頃に同地に巡業に来た力道山が、生の馬肉に辛みそをつけて食べ、地元の人を驚かせたのがきっかけだとか」(福島県在住の本誌読者)

 国民的ヒーローのパワーの源は、馬刺しにあった!?

「馬刺しは羊肉の強化版のようなもので、より低カロリー高タンパク。アスリートなど筋肉をつけたい人にピッタリです。馬肉の脂は“不飽和脂肪酸”なので、食べても体に脂肪がつきにくいんです」(松田氏)

■牛肉とレモンは理想的な組み合わせ

 続く第5位は、佐世保の名物料理・レモンステーキ(長崎県)だ。

「ステーキの和風ソースにレモン果汁を搾り、肉の上にスライスしたレモンをのせます。うま味と酸味が食欲を刺激します」(タウン誌編集者)

 牛肉とレモンは、理想的な組み合わせだという。

「レモンの抗酸化作用で、体の若返りが期待でき、肉のタンパク質の吸収も高めてくれます。また、自宅で簡単に再現できるのもいいですね。輪切りのレモンを用意しなくても、ステーキを焼いて出た肉汁に、市販のレモン果汁を足して、塩コショウで味を整えればソースの完成です」(松田氏)

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