そうして13年、晴れて中国の伝統芸能とマジックを融合させた“亜空亜SHINワールド”を完成させた。初舞台では緊張のあまり、振り付けを飛ばしてしまったという。
あれから10年、日本の変面の第一人者となった亜空亜SHINさんには大きな夢がある。それは――。
「歌舞伎のテイストを取り入れた私の新しい和風変面を世界の舞台で披露したい。本場、中国の方々にも、ぜひ見てもらいたいですね」
唯一無二の変面に、世界中の人々が面食らうだろう。
【画像】「変面」にマジックを取り入れ、唯一無二の芸を編みだした
よしむら・ともき「関西ネタ」を取材しまくるフリーライター&放送作家。路上観察歴30年。オモロイ物、ヘンな物や話には目がない。著書に『VOW やねん』(宝島社)『ジワジワ来る関西』(扶桑社)など