■最も有力なのは!

 その筆頭に挙げられるのが、高市早苗経済安全保障担当相(62)だ。

「2月21日、高市氏を中心とする党内の勉強会『「日本のチカラ」研究会』の3回目の会合が開かれ、前回から倍増近い19人の国会議員を集めました。党総裁選への立候補に必要な推薦人数の20人に、あと一歩です」(前出の政治部記者)

■知名度の高さ

 以前は、所属派閥への気兼ねもあって、参加を見送る議員も多かったが、多くの派閥が解散したことで、流れが変わったようだ。前出の安積氏も、最も有力なのは高市氏だという。

「一番の理由は知名度の高さです。すでに前回2021年の総裁選に出て、1回目の投票で188票を集めていますからね。ドラスティックなタカ派の主張も、国民受けがいいでしょう」

■世論調査で急浮上

 そんな高市氏のライバルに急浮上しているのが、上川陽子法相(71)だ。1月に麻生太郎副総裁が講演で「そんなに美しい方とは言わない」と発言したことで、逆に注目を集めた。

「2月17~18日に、産経新聞社とFNNが実施した合同世論調査で、次の首相に誰がふさわしいかを尋ねたところ、上川氏が9・8%で、河野太郎デジタル相を抑えて、3位に浮上。右肩上がりで支持を集めています」(民放政治部記者)

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