夫婦ともに飲んべえなんです

――そうした状況を考えれば、14年の紅白に幸子さんが選ばれなかったことには疑問を感じます。

小林 いえいえ、ありがとうございます(笑)。

――明石家さんまさんも「小林幸子さんや美川憲一さんが出ていない紅白は、俺はちょっと許せない」と、ラジオで発言していました。

小林 さんまちゃんがラジオで言ってくれたみたいですね。それはすごくうれしかったです。ただ、紅白に関しては、NHKが独自の考えの中で選ぶことなので、私のほうから、それについてどうこう言うつもりはありません。今はですね、12年に33年連続出場していた紅白に落選したことをプラスに考えているんです。歌い手・小林幸子を改めて見つめ直すうえでは、良い転換期だったのかもしれません。

――プライベートでは、11年11月に医療関連会社社長のご主人と入籍なさいました。結婚生活も4年目ですが、夫婦関係に変化はないですか?

小林 全然変わらないです。ラブラブというか、結婚した翌年から事務所内部の問題で世間をお騒がせしてしまったので……。主人とは夫婦というよりも"戦友"のような関係ですね(笑)。

――お二人ともお酒がお好きとか?

小林 二人とも飲んべえです。まずビールから始まり、ワインになって……。

――ワインは1本くらい空けるんですか?

小林 それは当たり前です(笑)。最近は焼き芋の焼酎に凝っていて。アレはおいしいですよ、とても香ばしくて。

――14年の年末はご主人と海外で過ごされるそうで。

小林 一緒にアラブ首長国連邦のアブダビへ行くんです。主人の仕事の関係で向こうに知り合いがいて。

――以前から観光親善大使を務めている台湾をはじめ、過去にはロサンゼルスやブラジルでも公演を行っていますよね。アブダビへはプライベートを兼ねてですか? 一部では「"日本のレディー・ガガ"としてドバイでコンサート」なんて報じられていますが。

小林 "日本のレディー・ガガ"ですか(笑)。あの衣装を持って行くとなると、空輸というわけにはいかないですからね。コンテナで運ぶとなると、日数もかかっちゃいますし。台湾でも2~3週間はかかっちゃうんですよ。ただ運ぶだけじゃなくて、港で積荷のチェックもありますしね。

――そういう苦労もあるんですね。

小林 はい。でも、実際に米国でのコンサートのお話もいただいていて。私自身、50周年の節目を終えて、海外でだったり、海外に発信する何かだったりもやりたい気持ちはあります。

――では、歌手生活51年目の抱負は海外進出ですね。小林そうですね。50周年を終えて、また一から新しい小林幸子を探していこうと思っています!

チャレンジ精神を忘れず、常に進化し続ける小林さん。日本のラスボスが世界のラスボスになる日も近い!?

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