「復帰は地元」発言の真意とは

「今シーズンのイチローは、メジャー通算3000本安打だけではなく、あと13に迫っているメジャー500盗塁も達成間近。これらの大記録で区切りをつけたところで、2016年にオリックスに復帰する目は十分にあります。それも選手としてではなく、走攻守の理論を兼ね備えた選手兼任監督としてならば、黒田復帰を凌駕する超特大インパクトですよ」(前出・夕刊紙記者)

イチローが2年後に日本球界に復帰、古巣オリックスのプレーイングマネージャーに就任するという話に、野球評論家の江本孟紀氏は、
「実現すれば、オリックスは万々歳でしょう。ただ可能性はゼロではないけど、来年というのはどうかな」
と、少々懐疑的。

確かに一見、荒唐無稽なようだが、
「イチローはオリックス銀行のCM出演を続けているし、毎年の自主トレも、神戸のオリックスの施設で行っているように、両者の関係は現在も良好です。メジャーで現役生活を終えたあとのことを考えれば、オリックスの監督が、イチローにとって有力な選択肢の一つであることは間違いない」(スポーツ紙デスク)

愛知県生まれで愛工大名電高出身のイチローは、かつて名古屋のラジオ番組に出演したときに、日本球界復帰の可能性を問われ、「そうなれば、地元でしょうね」と発言したことがある。しかし、
「実は名古屋にそれほど愛着はないイチローの、単なるリップサービスとも取れるし、自分にとっての野球の地元、つまりオリックスのことを思い描いての発言と見ることもできなくはない」(前同)

オリックス最後の日本一となった96年から、20年の節目となる16年。イチロー選手兼任監督のもと、オリックスが日本一を獲る!?

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