安眠を誘い、モチベーションを高める入浴法

1)熱すぎないお湯に身体を沈め、ゆっくりと気持ちよく身体を伸ばす。

2)頭は浴槽の縁にゆだねて軽く目を閉じ、腕や脚や背中や腰などから力を抜いて、お湯の中でゆらゆらする感覚を、4~5分味わう。

3)ゆらゆらと力の抜けた感覚を味わいながら、今日あったこと、体験したことを振り返ってみる。このとき、結果や進捗などを考える、というよりも、どんな具合だったかな~というぐらいの、ぼんやりした感じで振り返ること。

「すると、いつもは悲観的にしか考えられなかったことが、“まあ、いい結果とはいえないけど、視点はよかったと課長もほめてくれたな”とか、“いつもソリの合わないYさんが、話しかけてきてくれた”など、自分を評価できるような前向きなことが思い浮かぶようになります。脳が脱力してゆるんだからです」

湯船に浸かっている時間は、10分くらいはとりたいもの。

「この1日10分の入浴時間が、眠りを充実させるだけでなく、明日のモチベーションをもたらします。一石二鳥の貴重な10分。お風呂なら、ムリなく自然と続けられると思います。ぜひ習慣にしてください」

次回は、ベッドでの入眠脱力メソッドをご紹介します。

(取材・文/眠りの女王ヒサコ)

取材協力:BTU東京校
http://www.btu.co.jp/

ストレスケアのパイオニアとして、創業30年。個人、企業や地方自治体等に対し、ホメオストレッチ、ストレスケアのセミナー、研修、コンサルテーションを行っている。スクールも開校。代表は美野田啓二氏で、『脳の疲れをとるストレッチ』『見えないストレスを克服する1日10分脳ストレッチ』など著書、DVD等多数。
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